中村通算20本目満弾 西武4連勝70勝一番乗り

西日本スポーツ

 ◆楽天4―5西武(6日・楽天生命パーク宮城)

 引き寄せられたかのように満塁のチャンスが巡ってくる。そして、事もなげに大仕事をやってのける。だから中村は「満塁男」と呼ばれている。自身のプロ野球記録を更新する通算20本目の満塁本塁打。表情を変えずにダイヤモンドを周り、「打てて良かった」といつもと同じ談話を残した。

 1点差に迫り、3回2死満塁と舞台は整った。4日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で通算19本目の満塁弾。翌日の5日も満塁から走者一掃の3点二塁打を放っている。この日も塁が埋まって回ってきたチャンス。「またかと思って、半笑いになってしまった」。2ボールから弓削のカーブを振り抜いた。「カウントも良くなったので、打てる球はどんどん振っていこうと思った。少し詰まったけど、しっかり振り切れた」。ジャンプした左翼島内の頭を越え、スタンドからせり出す形の観客席に飛び込んだ。逆転の28号満塁弾で勝利を呼んだ。

 この一発で今季の満塁の場面は32打数17安打の打率5割3分1厘、4本塁打、49打点と桁外れの数字を残す。打点も115に伸ばし、打点王争いでも一歩抜け出した。この日は疲労も考慮され、DHでの出場。「守備に就いてないんでブルペンに行ったり、歩きながら体を動かしていた」とバットに全てを懸けていた。

 4番の一振りで自力V消滅の危機をまたも乗り切り、1ゲーム差を保った。ソフトバンク・千賀のノーヒットノーランを聞いた辻監督は「でも1勝は1勝。今は10点取られようが勝てばいい。いい感じで粘っている。離されないようについていきますよ」とニヤリ。11日の直接対決まで引き離されるわけにはいかない。 (小畑大悟)

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