千賀ノーノー翌日は 工藤ホークス4ヒットノーラン 西武に“お付き合い”M灯逃した

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク0―4ロッテ(7日・ヤフオクドーム)

 千賀と同じ育成出身の右腕に痛烈なしっぺ返しを食った。デーゲームで2位西武が楽天に敗れ、引き分け以上で優勝マジックが今季初点灯する一戦で、ロッテ西野にプロ初完封勝利を献上。先発の和田も5回途中降板と粘れず、M点灯は5日連続でお預けとなった。6日に千賀がノーヒットノーランの快挙でつくった流れをつなげずに連勝は5で止まったが、M点灯への王手はかかったまま。きょう8日こそVロードを照らしたい。

■5回以降完全許す

 3番からの好打順も三者凡退で終わった。4点を追う9回。マウンドを支配する西野の前に柳田が見逃し三振に倒れ、デスパイネも豪快にスライダーを空振り三振。グラシアルのバットもフルカウントから空を切った。自慢のクリーンアップの3者連続三振に、観客席からため息が漏れた。

 前日6日は千賀が育成出身では史上初のノーヒットノーランを達成したが、一夜明けて同じ育成出身の西野にプロ初完封勝利を献上。「低めにフォークを集められて、うまく緩急も使われた。すいません。なかなか手がなかった」。わずか4安打に抑え込まれ、工藤監督も完敗を認めた。

 デーゲームで2位西武が楽天に敗れ、引き分け以上で優勝マジックが今季初点灯した一戦。ラストスパートを一気に加速させる絶好機だった。初めてM点灯に王手をかけたのは西武を破った8月19日だが、その後は3週間近くもつれ合うように足踏みを続けてきた。

 ナイターだったホークスは、ライバルの連勝ストップを知った上での試合。工藤監督は「そういう難しさはない」と影響を否定したものの、打線は精彩を欠いた。初回は先頭の牧原と中村晃の連打で無死一、二塁としながら、ここでも中軸が凡退して好機を逃した。

 4回2死一、三塁では重盗も仕掛けた。甲斐の打席で一塁走者の今宮が二塁を狙い、捕手の二塁送球に合わせて三塁走者のグラシアルが本塁突入。果敢なヘッドスライディングも及ばずに刺された助っ人は「相手投手が良かったので、何とか点を取りたかった」と悔しそうに振り返った。

 この直後に流れはロッテへと傾いた。5回に和田が先制点を奪われ、6回には椎野が2ランを被弾。打線も5回以降は西野にパーフェクトに抑えられた。孫オーナーも観戦に訪れた一戦で今季9度目の零封負けを喫し、連勝も5でストップ。西武がお膳立てしてくれたM点灯のチャンスを無駄にしてしまった。

 ロッテとの今季対戦成績は7勝16敗。相性の悪さが改めて際立ったが、工藤監督は「きょうは西野君が良かった」と素直に相手右腕をたたえた。5日連続でお預けとなったM点灯は、王手がかかったまま。きょう8日に苦手をたたけば、2年ぶりのリーグ優勝への道を明るく照らせるはずだ。 (倉成孝史)

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