空手の西村、生きる伝説に勝利

西日本スポーツ

 ◆空手プレミアリーグ東京大会(8日・日本武道館) 組手の男子75キロ級決勝で、世界ランキング1位の西村拳(チャンプ)=福岡市出身=が、同2位で世界選手権を計5回制しているラファエル・アガイエフ(アゼルバイジャン)に判定勝ちし、世界各国を転戦するプレミアリーグで今季2勝目を飾った。同リーグは東京五輪出場のためのポイント獲得対象大会で、国内の五輪代表争いで先頭を走る西村がさらにリードを広げた。

 百戦錬磨の元世界王者に、西村は得意の蹴りを主体に攻め抜いた。「大事なのは相手に合わせるよりも自分の組手をすること」。規定の4分間でポイントは奪えなかったが、5人の審判による旗判定で、西村に5本が上がった。

 父の誠司さんは1982年70キロ級の世界選手権覇者。空手一家に育った西村にとって、「生きる伝説」と称されるアガイエフは特別な存在だ。今大会と同じ日本武道館で開催された2008年の同選手権。会場のスタンドでアガイエフが頂点に立った試合を生観戦した。「食い入るように見ていた。鳥肌がたった」。あれから11年。「この舞台でアガイエフ選手とできることが幸せと思った」と感慨に浸った。

 アガイエフとの直接対決もこれで7勝1敗とした。開幕まで1年を切った東京五輪。「願うならアガイエフ選手とやりたい」。同じ“武道の聖地”での再戦を熱望した。

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