ソフトバンク6人入れ替え決戦へ 自滅で大敗…西武と0.5差

西日本スポーツ

3回無死一塁、ロッテ・岡に2ランを打たれた松田遼 拡大

3回無死一塁、ロッテ・岡に2ランを打たれた松田遼

7回、ベンチから戦況を見つめる(左から)松田遼、椎野、奥村 パ優勝ライン 今後の日程

 ◆ソフトバンク6-11ロッテ(9日・ヤフオクドーム)

 ついに0・5差-。首位ソフトバンクが今季のロッテ最終戦でカード17敗目を喫した。「ブルペンデー」として先発した松田遼馬投手(25)が4失点するなど、6投手で11失点の大敗だ。試合のなかった2位西武と0・5ゲーム差に再接近した。あす11日からは敵地で西武2連戦。この直接対決で必ずどちらかに優勝へのマジックナンバーが点灯する。待ったなしの決戦だ。

■スアレスら昇格

 最後の打者となった代打の川島が三ゴロに倒れて敗戦が決まっても、工藤監督はベンチで腕組みをしたまま動かなかった。ロッテナインが喜び合うグラウンドを見つめる表情は、当然険しいままだ。中継ぎ陣が短いイニングをつないでいく「ブルペンデー」と位置づけて臨んだ本拠地ヤフオクドームでの7連戦最終戦。四球のみでは、今シーズン最多タイとなる10個を与えた上での11失点で黒星だ。

 「打たれることはいいが、四球が失点に絡んでいる。そこが、もったいなかったと思います」。半ば自滅するような形での大量失点。試合後、報道陣に囲まれ対応する指揮官の声のトーンも低いままだ。

 結果的に裏目に出たブルペンデー。先発に指名されたのは阪神時代の2017年8月13日DeNA戦(横浜)以来、移籍後は初の大役となった松田遼だった。期待を受けながら、初回に失点。3回は先頭の9番平沢を四球で歩かせ、岡に外角高めのスライダーを捉えられ2ランを浴びた。1死後、中村奨に四球を与え降板を告げられた。

 3与四球が失点につながった右腕は「簡単に先制点を与え、走者を残し降板することになってしまい、迷惑をかけた。大事な試合でこのような結果になってしまい、チームに申し訳ない」と肩を落とした。後を受けた椎野も流れを変えられない。4番手の奥村は2四球、5番手の杉山も押し出しを含む4四球とルーキーコンビも負の連鎖を断ち切れず失点を重ねた。

 ホームでの7連戦を5勝2敗と勝ち越したものの、この日試合のなかった2位の西武とは0・5ゲーム差。8月31日にゲーム差なしとなって以来、1ゲーム差を切った。11日からはメットライフドームで今シーズン最後の首位攻防2連戦だ。工藤監督は「もうとにかく、一試合一試合。そこに集中してやるだけだし、切り替えてやるだけです」と前を向いた。重要な敵地での直接対決に向けブルペン陣にも大きく手を入れる。椎野、杉山、奥村に代えてスアレス、泉、川原の昇格が決定した。

 再接近したとはいえ、首位に立っていることも変わりはない。1勝すれば2年ぶりの優勝へのマジックナンバーが点灯。ただ、1分け1敗か連敗なら西武にマジックが出る。正真正銘の大一番だ。王球団会長はこう強調する。「次ですよ。乗り越えていくしかない」。“天王山”へうつむいている時間はない。 (山田孝人)

PR

PR

注目のテーマ