一山、憧れ福士さんと激走 15日MGC

西日本スポーツ

 伸び盛りの22歳も五輪出場をうかがう。一山は「最後の2キロ、焦らず落ち着いて出た人に付いていきたい」とレースプランをイメージした。

 マラソンへの憧れを抱くきっかけとなったのが、ワコールの大先輩で、トラック、マラソンで五輪に4大会連続出場中の福士加代子だ。2013年の世界選手権。マラソンで出場した福士は30キロすぎに先頭集団から離されながらも終盤の猛追で銅メダルを獲得した。当時、鹿児島・出水中央高1年だった一山はテレビで激走を目に焼き付け、「一人でも追い上げていたシーンが印象に残っていた。ここからマラソンを走りたいと少しずつ思ってきた」と振り返る。

 高校卒業後は、その福士とチームメートになり、ともに走ることで力を付けた。初マラソンだった今年3月の東京では雨が降って冷え込む悪条件の中、MGCの出場資格にあと33秒と迫る2時間24分33秒で日本人トップ。翌月のロンドンで出場条件を満たした。

 ワコールからMGCには福士と安藤友香も出場。福士も「気づいたら3人が残っていたら最高」と代表独占へ、その気だ。大先輩と、東京を快走する。

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V候補筆頭は松田と鈴木か 女子展望

 優勝候補の筆頭に挙げられるのが、松田瑞生(ダイハツ)と鈴木亜由子(日本郵政グループ)だ。ともにトラックで日本代表経験があり、松田は選考大会で最速の2時間22分44秒をマーク。鈴木は昨夏の北海道を制し、暑さへの適性を示した。

 前田穂南、小原怜の天満屋コンビも実力者。自己ベストが出場選手でトップの安藤、19歳だった2014年に10代最高記録を出した岩出玲亜(アンダーアーマー)や、関根花観(日本郵政グループ)も面白い存在だ。

 ベテランの福士、野上恵子(十八銀行)は経験が豊富。15年世界選手権代表の前田彩里(ダイハツ)は近年は故障に泣かされたが、地力はある。

 MGCでは上位2人が東京五輪代表に決定。3枠目は11月~来年3月のMGCファイナルチャレンジ(女子はさいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ)で2時間22分22秒の派遣設定記録を突破した最上位者が内定。突破者がいない場合はMGC3位の選手が代表となる。

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