真価問われる「新生HKT」 さっしー地元で29人が全力ステージ

西日本スポーツ

九州7県コンサートツアーの大分公演で笑顔を見せるHKT48の松岡はな(中央) 拡大

九州7県コンサートツアーの大分公演で笑顔を見せるHKT48の松岡はな(中央)

地元に凱旋し笑顔で歌う栗山梨奈(中央) 大分公演で引き締まった表情を見せるHKT48の田中美久(中央) レギュラー番組のバージョンアップを発表したタレントのコンバット満(中央左)と小雪(同右)

 九州7県、9会場をめぐるHKT48のコンサートツアー「あの支配人からの、卒業。」が11日、6カ所目となる大分県へ上陸した。言わずと知れた「あの支配人」こと、卒業した指原莉乃の地元だ。現役メンバーの真価が問われるステージで、29人が全力のパフォーマンスで魅せた。(古川泰裕)

 大分市のiichikoグランシアタ。いまや伝説となった、最初の九州ツアー(2014年)の出発地。初めてチームがシャッフルされ、涙に暮れた「クラス替え」の光景はいまだ色あせず、初代チームHキャプテン・穴井千尋を送り出した夏ツアー(16年)の千秋楽も記憶に新しい。

 数々の名シーンを生み出してきた思い出の舞台。「ファミリー」の絆は不変だが、あの頃先頭を走っていた指原や兒玉遥はもういない。

 ライブは、ファンと一緒に尾崎豊の「卒業」を合唱して始まった。歌い終わると、未来を切り開くかのように、現チームHキャプテン・松岡菜摘(23)が声を振り絞った。

 「HKT! いくぞーっ!」

 「桜、みんなで食べた」から「ぶっ倒れるまで」「初恋バタフライ」「早送りカレンダー」を立て続けに披露。息もつかせぬキラーチューンの連発に、ファンも全開のコールで応えた。現エースの田中美久(17)や松岡はな(19)らがフロントでコンサートを引っ張り、4期生の運上弘菜(21)もセンターで「遠距離ポスター」を披露する。

 松岡菜摘と本村碧唯(22)が「タブーの色」で大人の魅力を発すれば、豊永阿紀(19)もソロで「涙の表面直力」を感性豊かに歌い上げる。田島芽瑠(19)が客席を何度もあおり、村重杏奈(21)はファン以上に会場に響きわたる声で客席を鼓舞し続けた。

 コンサート終盤、「Make noise」から怒濤(どとう)のメドレーが始まる。「ウインクは3回」「しぇからしか!」「大人列車」…。20分にわたる熱演、「さんずの川が見えるかと思った」と語るメンバーがいるほどのハードさだが、誰ひとりとして手を抜く者はいない。アイコンタクトなどで互いに励まし合い、センターから最後列の端に至るまで、全力を振り絞った。

 アンコールで、現在唯一の地元出身である栗山梨奈(18)が「九州ツアーも、この会場でのライブも初めて。こんな大きな会場で歌えて、とってもうれしい」と話すと、会場からは大きな「お帰り」の声が届けられた。

 グループにとって特別な場所で、その「意志」を刻みつけた新生HKT。3年前、同じ舞台で自身のセンター曲「最高かよ」を初披露したと感慨深げに振り返った松岡はな。「またこうやって大分でライブできるように頑張りたい。ありがとうございました!」と、満面の笑みで手を振った。(敬称略)

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