西武敗戦も0.5差 辻監督「チャンスいっぱいある」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆西武2-3ソフトバンク(12日・メットライフドーム)

 高々と舞い上がった山川の飛球が中堅牧原のグラブに収まった。ミラクルを期待したファンの歓声が消えた。たった1日で首位陥落。その瞬間、自力優勝の可能性が消滅し、ソフトバンクにマジック12が点灯した。投手戦から終盤の息詰まる攻防。1点差に泣いた。

 辻監督は「(最後は)面白くなったね。お客さんも帰れなかった」と努めて明るく振り返った。ゲームは8回に動いた。7回まで無失点の十亀に代え、勝ちパターンの平井を投入。グラシアルに先制ソロを浴び、さらにもう1点失った。「つぎ込んで勝ちにいった。平井と増田で抑えて、1点を取る形に持っていければ」との構想は崩れた。

 さかのぼれば、7回1死二、三塁を逃したのが痛かった。栗山、外崎が連続三振。「先に点を取っておければ」と指揮官が悔やんだ場面だ。ノーヒットノーランから中5日で乗り込んできた千賀に苦しんだ。8回にようやく秋山の一打で1点差。また2点差に広げられ、9回に中村の29号ソロが飛び出したが、常に後手を踏んだ。

 ソフトバンクとの直接対決最終戦に敗れ、12勝13敗と負け越し。残り12試合でついにマジック点灯を許した。ただ、ゲーム差0・5と悲観することはない。辻監督は「チャンスはいっぱいあるでしょ。選手は気持ちも入って大変な2日間だったと思う。だからこそ明日からが大事。気持ちを入れ替えて、目の前の相手に負けないように」と前を向いた。勝ち進めば、きっとV2への道は開ける。 (小畑大悟)

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ