ソフトバンク森 全部締める 残り12戦全力スタンバイ 「何点差であっても」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

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羽田空港を出発する森

森の年度別登板成績

 何点差でも、いくぜ!! 福岡ソフトバンクの守護神・森唯斗投手(27)が13日、シーズン残り12戦のフル回転を誓った。球団日本人投手として初めて2年連続の30セーブ(現在31セーブ)をマークしたクローザーは、求められれば4点差以上開くなどセーブシチュエーションでなくても登板する心構え。新人から6年連続の50試合登板にも、あと1試合に迫っており、ペナント奪還に向け持てる力を出し尽くす。

■6年連続50戦登板目前

 優勝マジック12が初点灯してから一夜明け、チームは午前中に空路、北海道へ移動した。都内で販売されているスポーツ紙でもホークスの記事が1面を飾るなどペナント奪還ムードが高まる中、スーツに身を包んだ森は「ここで気を抜いたらダメですよ」と引き締めた。

 マジックがともったとはいえ、一喜一憂できない状況に変わりはない。残り試合は12。今季の西武との直接対決が終わった今、とにかく目の前の試合に勝ち続けるしかない。シーズン終了後にはクライマックスシリーズ(CS)が控えており、起用法は首脳陣が決めるという前提を踏まえた上で「もう全部投げるぐらいの気持ちです。何点差であっても投げたい」と一肌脱ぐ覚悟を口にした。

 今季はここまで49試合に登板し、1998~2003年の吉田修司に並ぶ球団記録の6年連続の50試合登板も目前だ。9月8日のロッテ戦では、球団の日本人投手では初となる2年連続の30セーブに到達。昨季のセーブ王は12日の西武戦で31セーブ目を挙げ、リーグトップの楽天松井(35セーブ)を4差で追う。森のセーブ量産はチームの勝利を意味しており「チームの勝ちに貢献したい」と思いを語る。

 フル回転を誓うのは、恩返しの思いもある。6月に右背部を痛め、プロ6年目にして初めての故障離脱を経験。およそ1カ月間、リハビリ生活を送った。その穴を埋めるため、ルーキーの甲斐野が代役守護神を務め、4年目の高橋純がブレークして1軍に定着するなど若手が台頭した。復帰後も「若手に負けられない」とことあるごとに語っていた守護神が、ともに美酒に酔うため身を粉にして右腕を振り続ける。 (鎌田真一郎)

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