西武離れん0差 メヒア殊勲、延長10回サヨナラ

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆西武4―3ロッテ(14日・メットライフドーム)

 身長2メートル近い大男は、駆け寄ってきた選手たちの前で恥ずかしそうに一礼した。同点の延長10回1死一塁。メヒアの打球は中堅に上がった。長打警戒で後ろに守っていた岡がチャージしたものの、後逸。ボールが転々とする間に一走中村が長駆サヨナラのホームを踏んだ。見栄えは悪くても大きな1勝に変わりはない。

 「自分で決めようという気持ちはなかった。見ての通り、打った感触としては良くなかったけれど、(中堅が)深く守っていたので一、三塁になると…。自分の予想よりすごく良かった」。ヒーローのメヒアは笑った。1死から中村が四球で出塁。辻監督はここでメヒアに代打を出して、バントで送らせるか迷ったという。通算129本塁打。かつてキングにも輝いたことがある大砲も今季は来日6年目で最少の5本塁打にとどまっている。しかも3年契約の最終年。ベンチを温める機会が多くても決して腐らず、集中力を切らさない。この日は代打で登場し、2打席目で苦しい試合に終止符を打った。

 初回に森の22号2ランで先制し、6回には山川の場外に飛び出す42号ソロで優位に進めた。2点リードの9回に送り込んだ増田が2死からの連打で追いつかれた。絶対的な守護神が15試合ぶりに失点しながら、辻監督の信頼は揺るがない。「こういうこともある。そのあとを締めて、勝ち越されるところまでいかなかったから」とかばった。

 ゲーム差なしで追う首位ソフトバンクが勝ったため、マジックが入れ替わることはなかった。3位を狙うロッテに2連勝。辻監督は「毎日負けられない戦いが続いている中でいい試合ができている」と胸を張った。勝ち続けた先にV2への道は開くと信じて、白星だけを求める。 (小畑大悟)

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