ソフトバンク・グラシアル、有原撃ち 2戦連続V打

西日本スポーツ 山田 孝人

5回2死二塁、右前適時打を放つグラシアル 拡大

5回2死二塁、右前適時打を放つグラシアル

歓声に応えるグラシアル 今季ホークスVS有原 今後の日程 パ優勝ライン

 ◆日本ハム1―3ソフトバンク(14日・札幌ドーム)

 所沢から札幌に舞台を移しても、グラシアルの勝負強さは健在だった。同点で迎えた5回2死二塁。有原がカウント1ボールから外角に投じた真っすぐを見逃さなかった。一、二塁間をしぶとく破り、二塁走者の明石を本塁に招き入れた。「大事な場面だったので、何とか勝ち越し点を取りたいと頑張ったよ」。リーグ最多の14勝をマークしている難敵を打ち、敵地で静かに喜びをかみしめた。

 西武とのデッドヒートが続く胸突き八丁で、2試合連続となるV打だ。千賀の熱投に報いた12日の西武戦でも8回に均衡を破るソロ本塁打を放って、マジックナンバー点灯への打のヒーローになった。1試合の重みを感じながらも、勝負強い打撃でVロードを切り開いている。「全ての試合が重要なものになっているからね。集中して打席にも入れている」。2試合連続で座った3番で仕事を果たした助っ人は笑顔を見せた。

 シーズン中でも時間をつくってウエートトレーニングに取り組むなど体調管理には余念がない。その一方でリフレッシュタイムも確保するように心掛ける。前日13日は、デスパイネと2人で札幌の街をぶらつき、買い物を楽しんだ。グラシアルは10月で34歳になる。33歳のデスパイネよりも年齢は1歳上だが、日本での生活が長いキューバの“先輩”の道案内で、遠征先でも行動を共にすることが多い。「いい気分転換になったよ」。英気を養い、打席での集中力につなげた。

 西武とのゲーム差はゼロのまま。気を抜けない戦いが続くが、グラシアルの思考は極めてシンプルだ。一つ減ったマジックは「11」で、残り試合数も「11」。「西武は関係ない。残りの全試合に勝てばいいだけ。そのために100パーセントの力を出して頑張るだけ」。入魂の1打席を積み重ねた末に、歓喜が待つと信じている。 (山田孝人)

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