ソフトバンク救援陣でM11 4回無死満塁から5投手踏ん張った!!

西日本スポーツ 倉成 孝史

今季初勝利を挙げた嘉弥真 拡大

今季初勝利を挙げた嘉弥真

純平 6人斬り 甲斐野  3人斬り モイネロ 3人斬り マジックきょうはこうなる

 ◆日本ハム1―3ソフトバンク(14日・札幌ドーム)

 西武が勝つなら、俺たちも勝つ!! 敵地札幌での接戦を制し、工藤ホークスが優勝マジックを「11」に減らした。先発の武田が1点リードの4回に無死満塁のピンチを招くと、ベンチは早めの継投策を決断。2番手嘉弥真が押し出し四球の1点でしのぐと、直後にグラシアルが14勝右腕の有原から決勝打。5回以降は高橋純、甲斐野、モイネロ、森が無失点リレーだ。残り11試合。タフで頼れる救援陣の存在は心強い限りだ。

■工藤監督絶賛「さすがうちのリリーフ陣」

 一発ならサヨナラ負けの状況を招きながら、守護神は一切動じなかった。2点リードの9回。2死から安打と四球で一、二塁とされたが、最後は2球で追い込んだ清水をカットボールで力ない二直。森が歓喜へのカウントダウンを「12」から「11」へ進めた。

 1時間前に試合が始まった2位西武が一足先にロッテにサヨナラ勝ち。日本ハムに敗れれば、首位を陥落してライバルに優勝マジック「10」が点灯するところだった。それを阻止したのは、工藤監督も「さすがうちのリリーフ陣」とたたえた強力なブルペンだった。

 1点リードで迎えた4回だった。先発の武田が2四球と安打で無死満塁のピンチを招くと、工藤監督は迷わずにベンチを出た。「あそこからは左(打者)ばかりだったので、嘉弥真に託そうと」。期待通りに平沼を捕邪飛、宇佐見は遊飛で2死までこぎ着けた。

 ホークスの誇る左キラーは2死満塁から中島に粘られ、同点の押し出し四球を与えたものの、続く西川を内角高めいっぱいのスライダーで見逃し三振。大量失点の可能性もあった危機を最少失点でしのぐと、直後の5回にグラシアルの適時打で勝ち越しに成功した。

 今季初勝利も手にした嘉弥真は「今日はみんなでつないだ勝ちです」と、5回以降を無失点に封じた後続の救援陣をたたえた。2番から始まった5回は高橋純が3人で片付け、6回も三者凡退。7回のルーキー甲斐野、8回のモイネロも危なげなく3人で封じた。

 今季は先発陣の防御率3・86に対し、救援陣は3・15。その強みが表れた白星だった。工藤監督は「嘉弥真がよく1点でしのいだし、(高橋)純平も甲斐野もモイネロも三者凡退で抑えたことが大きかった」と、無安打リレーで守護神につないだ4投手に感謝した。

 ゲーム差なしで追走する西武とのデッドヒートはまだ続く。「リリーフ陣をつぎ込んでも、勝てるところはしっかり勝っていかないといけない。大変だと思いますが、残り11試合、みんなで何とか踏ん張っていく」。来週は18日から7連戦が待つ。工藤監督は救援陣の起用の「リミッター解除」も覚悟している。 (倉成孝史)

 ◆高橋純(3番手で5回からの2イニングを完璧に抑える)「ブルペンからいい感じだった。嘉弥真さんが満塁で踏ん張っていたので、続いて先頭から抑えれば流れがくると思っていた」

 ◆甲斐野(4番手で7回を三者凡退)「いい流れができていたので、どんどん押していこうと思った。優勝へ向けた緊張感もある」

 ◆モイネロ(5番手で8回に登板し、近藤から三振を奪うなど三者凡退)「前の投手が抑えていたので、投げやすかった。目の前の一試合一試合に集中して戦えている」

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