ソフトバンク和田「自分のせい」 6回途中3失点降板

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

5回2死、日本ハム・清水(左)に左越えソロを浴びた和田(撮影・軸丸雅訓) 拡大

5回2死、日本ハム・清水(左)に左越えソロを浴びた和田(撮影・軸丸雅訓)

今後の日程

 ◆日本ハム7―5ソフトバンク(15日・札幌ドーム)

 旭川に向けてバスで札幌ドームを後にしたチームとは別に、和田はスーツ姿で球場の関係者出入り口に現れた。空路福岡へ戻るためだった。勝ち投手の権利を持ってリリーバーに託した試合は終盤に暗転。逆転負けを喫した上に、西武がサヨナラ勝ち。痛い取りこぼしとなった一戦の責任を、38歳はひとりで背負った。

 「いつも中継ぎ(の頑張り)に助けられている。もう少し長く投げていれば(救援陣が)いつもと同じところで投げられたかもしれないし、休めさせられたかもしれない。(高橋)純平や甲斐野は責められない。こういう流れをつくってしまった、自分のせい」

 3点リードの6回。先頭の西川に中前へはじき返され、大田にはチェンジアップを痛打された。左翼フェンス最上部を直撃する適時二塁打(三塁への進塁は左翼手の失策)となり、工藤監督は腰を上げた。80球での6回途中降板となった。

■清水への失投悔やむ

 この回の三つのアウトを奪うのに、ホークスは2番手以下3人の投手を投入。左の近藤には嘉弥真をぶつけ、右の中田と渡辺には高橋純、左の清宮にはモイネロをそれぞれぶつけた。そうまでして守りたかったリード、譲りたくなかった主導権…。ベンチの思いが痛いほど分かるだけに、百戦錬磨の左腕は伏兵の8番打者に浴びた一発を振り返らずにはいられなかった。

 「自分の失投。あれで流れが変わってしまった。自分に隙があるのかも…」

 4点リードで迎えた5回、和田は松田宣の好守もあり、2アウトを取った。ここで迎えた打者は今季3本塁打の清水。カウント1ボール2ストライクと追い込みながら、仕上げのチェンジアップが意に反して抜けた。和田が「隙」と呼んだのはこのことだ。良好な流れも、ささいなことがきっかけで“逆流”に変わることを、何度も体験してきた。今季ここまでフル回転してきた救援陣に前倒しの継投を強いたこの日、和田は自分が許せなかった。「本当に反省しないといけない。もう、そういう時期ではないんですけれど」。歯ぎしりしたくなるような悔しさを抱え、札幌の地を後にした。 (鎌田真一郎)

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