郡司大会初V 共同通信社杯 【松阪】

西日本スポーツ

 松阪競輪(三重県松阪市)のG2「第35回共同通信社杯」(優勝賞金2130万円)は最終日の16日、第11Rで決勝戦を行い、郡司浩平(29)=神奈川・99期・S1=がBS3番手捲りで初優勝した。郡司のG2制覇は2017年のウィナーズカップ以来で2度目。終3角7番手から内を攻めた佐藤慎太郎が2着、郡司を追い掛けた平原康多が3着に入った。4日間の車券売上額は65億7767万(目標70億)だった。

■ヒーロー

 2度目のビッグレースを制した郡司はゴール後、右手を高々と繰り返し突き上げた。「前回(8分の1輪差)は勝ったか分からなかったのでできなかった。今回は思いっきりガッツポーズができました」と、4分の3車身差の完勝に満足げに笑った。2年半前を「“とれちゃった”という感じだった」と振り返り、今回は「取りに行って取れたので自信になった。本当にうれしかった」と、これまでで最高の喜びを口にした。

 レースでは山崎-稲川の後位を確保。山崎が先行して好位置となった。「流れの中で動きながら位置取りをしようと考えていたが、すんなりの3番手は大きかった」。一本棒でレースが進む中、直後にいた平原の息づかいを感じながらも「仕掛けて差される分は仕方ない。先に仕掛けられてかぶるのは嫌だった」とBSで勝負に出た。稲川のブロックは間に合わず、むしろ平原や、さらに後ろの渡辺を止める動きになり、Vは確定的になった。

 病床の先輩にささげる優勝だ。初日2Rに出走した同県の林雄一がゴール直後に一時心停止。会話するなど快方に向かっているが、現在も松阪市内の病院で治療を続けている。「病院に寄って声を掛けてから帰ります。最高の報告ができる」と声を弾ませた。

 これで賞金ランキングは7位。初のGP出場が見えてきたが、「2年前は地元の平塚GPに次点で出場できなかった。あの悔しさがあって今がある。取れたことはうれしいが、まだ上がある」。南関勢では2010年の海老根恵太以来となる年末の大一番へ、慢心は全くない。 (野口雅洋)

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