MGC驚異のラストは世界クラス 瀬古リーダー絶賛「五輪でも通用する」

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆マラソングランドチャンピオンシップ(15日・東京明治神宮外苑前発着)

 ゴール直前まで3人による優勝争いが繰り広げられた15日の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)。男子の大接戦は五輪で28年ぶりとなるメダル獲得への夢が膨らむレース内容だった。きついアップダウンが続いた40キロ以降を、優勝した中村匠吾(富士通)は6分18秒で、2位の服部勇馬(トヨタ自動車)も6分22秒で駆けた。

 単純比較はできないが、キプチョゲ(ケニア)が世界記録を樹立した昨年のベルリンは6分7秒だった。世界最速ランナーと遜色なかった2人のスパートを瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「相当速い。こういう上がりをしてくれれば五輪でも通用する」と絶賛した。

 女子で優勝した前田穂南(天満屋)も厳しい暑さが残る中で好タイムを出した。男女とも五輪への希望を抱かせる内容だったが、河野匡・長距離・マラソン・ディレクターは「五輪は当日の展開以上に、スタートラインに着くまでの準備が大事」と本番に向けて気を引き締める。

 本番の11カ月前に代表選手を決めたメリットを生かすため、日本陸連は早くも手を打つ。来週にも北海道で内定4選手を集め、練習法や医科学のデータも含めて情報共有を促す。「所属チーム別に取り組んでいるものを、大きな枠組みでやれる仕組みをつくりたい」と河野ディレクターは狙いを説明。代表が正式決定する来年3月以降は男女の代表3人と補欠に選ばれる男女各2人ずつとも共有し、チームジャパンとして強化を進める。(末継智章)

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