西武十亀65日ぶり星でM5「ずっと情けない思いだった」

西日本スポーツ 松田 達也

マスコットとゆりかごポーズを決める西武・十亀(撮影・大泉謙也) 拡大

マスコットとゆりかごポーズを決める西武・十亀(撮影・大泉謙也)

パ優勝ライン

 ◆西武2―0日本ハム(19日・メットライフドーム)

 周囲の期待を上回る快投を優勝争いの大詰めで見せた。十亀が8回途中無失点。7月16日のロッテ戦(メットライフドーム)以来、65日ぶりの白星をつかんだ。「ずっと情けない思いだった。まだ5勝なので…」。今季は腰痛での離脱を経験。会心の笑顔とはいかなくとも、優勝マジックを「5」に減らした立役者になった。

 5回まで二塁すら踏ませない安定感を発揮。6回は2死から連打を許したが、近藤を高めの真っすぐで二ゴロに打ち取った。千賀と投げ合った12日のソフトバンク戦に続き、14イニング連続無失点。前日の18日のオリックス戦でゴロを打たせてアウトを重ねたニールの好投に刺激を受け「テンポよく投げると、いいリズムになる」とうなずいた。

 ソフトバンク戦で好投した翌日の13日、夫人が和歌山県内の病院で第1子の女児を出産。十亀は同日、初対面を果たした。まるで白星を運んできたようなわが子に贈る1勝に「本当にうれしい。当分は会えないんだけど…」と表情を緩めた。

 救援陣も踏ん張り、2試合連続の無失点。強力打線の破壊力で白星を積み重ねてきたチームにとっては今季初の“快挙”だ。ここにきての投の絶好調に、辻監督も「どうしたんでしょうね。大事なときに」と笑いが止まらない。

 2位ソフトバンクも勝ったため、最短での胴上げは22日となった。Vロードはまだまだ険しいが、課題の投手陣も安定すれば、リーグ連覇を阻む障壁は乗り越えられる。 (松田達也)

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