エースの役目果たした千賀の粘投/池田親興氏の目

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西日本スポーツ評論家の池田親興氏

 ◆ソフトバンク4―3オリックス(19日・ヤフオクドーム)

 どうみてもソフトバンクの状態は良くはない。打線の調子は上がらないし、投手陣も厳しい。でも、形ではない。内容でもない。首位西武が負けない中、求められるのは結果だけだ。

 チームの現状を象徴するような試合だった。打線は4点取ったとはいえ、タイムリーヒットは松田宣の1本だけ。ほぼ相手のミスでもらった得点だ。それでも8回は俊足の代走周東でバッテリーに重圧をかけて内川の安打を引き出したり、進塁打でつないだりと打てないながらに攻めた。

 そして千賀だ。4回の4連続四球は、前の回に打球を右脚に受けた影響ではないか。患部への負担を減らそうとクイックで投げるなど工夫したようだが、それだけ痛かったということだろう。フォームのバランスが微妙に崩れて制球にも影響したと思われる。

 通常なら打球が当たった時点で交代していたかもしれないが、連続四球を出しても投げ続けた。6回まで107球を投げ3失点。粘りに粘って同点のままマウンドを降りた。先発したらしっかりと試合をつくる。今は形じゃない。それを実践した。千賀はエースの役目を果たした。 (西日本スポーツ評論家)

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