望みつないだソフトバンク 西武勝利直後に全員でもぎとった1点

西日本スポーツ

オリックスに競り勝ち、喜ぶソフトバンクナイン 拡大

オリックスに競り勝ち、喜ぶソフトバンクナイン

ヒーローインタビューを終え、笑顔の(左から)中村晃、森、松田宣(撮影・軸丸雅訓) 8回1死二、三塁、勝ち越しの右犠飛を放つ中村晃 9回を3人で締めた森(撮影・佐藤桂一) 今後の日程 ソフトバンクと西武 し烈V争い

 ◆ソフトバンク4―3オリックス(19日・ヤフオクドーム)

 踏ん張った-。千賀滉大投手(26)が右膝に打球を受け、四球連発、同点被弾と苦しんだ一戦。先に首位西武の勝利が決まる中、3-3で同点の8回、打線がつながり、中村晃外野手(29)の決勝犠飛が出た。連敗を3で止め、6年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出も決定。レオのマジックは一つ減って「5」になっても、2ゲーム差のタカは諦めずに残り7試合を勝ち続ける。

 2年ぶりのリーグVへ、希望をつなぐ「1」がスコアボードに刻まれた。3-3の同点で迎えた8回1死二、三塁。中村晃が増井の投じた外角低めのフォークを拾って、思い切りライトへ打ち上げた。三走の周東がタッチアップから生還。連敗を3で止める決勝犠飛に、一塁側ベンチは一気に沸き返った。

 8回の攻撃時、2ゲーム差で首位の西武は既に勝利を収めていた。「自分たちは全部勝たないといけない。何とかバットに当てようと思った。1点あれば唯斗(森)が抑えてくれる。ここしかないと思った」。きっちりと勝利を導く一打を放ったバットマン中村晃はうなずいた。

 その好機はチーム一丸の「つなぎ」でつかんだものだった。1死からグラシアルが四球を選び、代走に周東が登場。ここで内川は「(俊足の)周東が出たので速いボールで来ると思っていた」とベテランらしい鋭い読みで、狙い通りに2球続いた真っすぐを中前に運んだ。周東も快足を飛ばして三塁まで進んだ。

 札幌と旭川で日本ハムに連敗し、福岡に戻って臨んだ18日の楽天戦にも敗れた。レギュラーシーズンの大詰めで喫した痛恨の3連敗。Vのともしびは日に日に弱まり、チームにも重苦しいムードが漂った。

 そんな中で、工藤監督は試合前にナインに改めて「つないでいこう」と呼び掛け、6番に内川、7番に中村晃、さらに松田宣を約1年ぶりの8番と打順も組み替えた。2回には松田宣が先制打。8回も含めて変化を施した部分が狙い通りにつながって機能した形だけに、指揮官は「本当につなぐ意識をしっかり持って打ってくれたよ。それでチャンスが広がったね」と選手をたたえた。

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