ソフトバンク今宮先制V打 「神頼み、運頼み」 1カ月半ぶり適時打

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

3回1死二塁、中前に先制適時打を放つ今宮。投手加藤(撮影・式町要) 拡大

3回1死二塁、中前に先制適時打を放つ今宮。投手加藤(撮影・式町要)

3回1死二塁、今宮の先制打で盛り上がるソフトバンクベンチ

 ◆ソフトバンク1-0日本ハム(20日・ヤフオクドーム)

 プロ10年目、正遊撃手として幾度となく優勝争いに身を置いてきた今宮をもってしても、この重圧には「慣れることはない」と言い切る。この日も、1点を争う白熱のゲーム。0-0の3回だった。先頭の甲斐が10球粘って四球で出塁した。さらに自分の目の前で左腕対策として約1カ月ぶりにスタメン起用された川島が犠打を成功させ、1死二塁の好機ができあがった。ベンチからの“メッセージ”は痛いほど届いた。

 「左投手を打っている慶三さんがバントをして、すごいプレッシャーだった。追い込まれたので、とにかくバットに当てようと、それしか考えていなかった」

 加藤に2球で追い込まれながら、3球目のフォークに反応。打球は二塁手のグラブをかすめながら、中前に転がり、二走の甲斐が生還。「神頼みというか、運頼みというか。きれいじゃないけど、抜けてくれて良かった。タイムリーって本当にいつ以来だろうって」。8月1日の西武戦(メットライフ)以来、1カ月半ぶりの適時打だった。

 今季は左太もも裏の痛みと付き合い続けるシーズンになった。6月から1カ月リハビリ生活を送り、復帰後も“休養”を挟みながらの起用が続いた。だが、残りは6試合。「あとは全部行ける。(故障を抱えるのは)僕だけでもないし、みんな死にものぐるい」。体に最後のムチを入れる覚悟だ。

 連日1点差の接戦をものにし、必死に西武の背中を追う。「西武は負けない。だから、全勝しないといけないし、勝ち続けて優勝できなかったらしょうがない。西武のことは考えず、目の前の試合に勝つことだけ」。そう言って取材を締めくくったが、その場で西武の試合経過を確認した途端、メヒアがサヨナラ2ランを放った。「ほらーっ! 本当、負けない」。逆転Vへは、とにかく勝ち続けるしかない。 (鎌田真一郎)

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