西武メヒア サヨナラM4弾 本拠最終戦劇勝!!

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆西武5-3楽天(20日・メットライフドーム)

 高々と舞い上がった白球にVへの思いがこもった。同点の9回1死一塁。代打メヒアが松井の真っすぐを捉えた。打球が左翼席に着弾した瞬間、メットライフドームに地鳴りのような歓声が響いた。「打球が上がりすぎたかな、と心配だった。難しい試合でチームを助けられてうれしい」。今季9度目のサヨナラ勝利で、優勝へのマジックは一つ減って「4」となった。

 楽天のストッパー松井からは今季だけで3本目となった。直前で代打熊代が送りバントを失敗しても、辻監督に迷いはなかった。「とっておきだよ。松井にはメヒアだから」。信じた起用に最高の結果で応えた。

 7月25日の楽天戦以来の一撃は、来日6年目で初のサヨナラ本塁打となった。ホーム付近で仲間たちから手痛い祝福を受けると、少し目元をうるませた。「誰かが水じゃなくて、清涼飲料水をかけたんだよ」。笑顔で隠したが、胸の内では苦しい思いを抱えてきた。2014年の本塁打王も、今季は代打稼業が続く。「限られた出番は難しい」と苦渋の表情も、チームにとっては最高の切り札だ。

 試合後は本拠地での最終戦セレモニーが行われた。昨年はリーグ優勝しながら、クライマックスシリーズでソフトバンクに敗れた。終戦後にファンの前で号泣した辻監督は、今回は晴れやかな表情だった。「(優勝は)そこまで来ています。残り5試合で、必ず2連覇を達成します」。最短Vは22日の楽天戦。劇勝の余韻をかみしめながら、仙台で宙に舞う姿を脳裏に描いた。 (松田達也)

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