西武・平井 プロ最悪5失点 逆転負け王手スルリ

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆楽天6-1西武(21日・楽天生命パーク宮城)

 球史に名を刻むマウンドに悪夢が待っていた。稲尾和久(西鉄)のパ・リーグ記録を更新する79試合目の登板に臨んだ平井が沈んだ。2番手で登板し、1死しか取れず、プロワーストの5失点。4敗目を喫した。「言うことないです。僕のせいです」。全ての責任を背負い込み、帰りのバスに乗り込んだ。

 1点リードの8回に登板。先頭の代打藤田に右翼ポール際への同点ソロを浴びた。さらに2安打で1死一、三塁とピンチを広げ、浅村を申告敬遠。満塁策を選んだ辻監督は「浅村はあの場面では外野フライで1点を取りにくる。(次打者のブラッシュは)三振や内野ゴロのゲッツーが取れる。1点も5点も一緒。勝負を懸けたから」と明かした。

■8回に登板「僕のせい」

 その“勝負”に敗れた。平井はフルカウントからブラッシュに押し出し死球。勝ち越し点を与えた。指揮官は「本塁打で切り替えてくれたら良かったけど、平井は尾を引いちゃう」と指摘。リリーフした野田、国場も楽天打線の勢いを止められず、この回だけで致命的な「6」が刻まれた。

 結果的に8回が明暗を分けたが、自慢の打線も元気がない。6回まで福井と辛島のリレーにわずか1安打。7回に木村のスクイズ(記録は犠失)で虎の子の1点を奪ったが、3安打のみに抑え込まれた。辻監督は「うまく抑えられた。1点では(投手陣に)重圧だから」。7回に先制した後、なお1死満塁から秋山、源田で追加点を取れなかったのが響いた。

 デーゲームで先にソフトバンクが敗れ、西武のマジックは3に減った。胴上げは最短で23日だ。指揮官は「こんなもんよ。いっぱい経験がある」。V2ロードの最後の山を乗り越える。 (小畑大悟)

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