耐えて西武M2「秋分の日」9年前の悪夢再現を阻止

西日本スポーツ

 ◆楽天3-5西武(23日・楽天生命パーク)

 この日は「秋分の日」だった。雨上がりのグラウンドをなでる涼やかな風と裏腹に、2連敗中だった西武ナインを取り巻く空気は、試合終盤まで重かった。

 楽天先発は元同僚の岸。初回の好機はライナーゲッツーでつぶれ、3回の好機も走塁死で消えた。直後に外野守備で失策が出て無死三塁のピンチ。相手にもミスが出て、辛くも切り抜けるという展開だった。

 4回に四球絡みで満塁とし、山川の2点打で先制。それでも7回、好投の本田がブラッシュに同点2ランを浴びた。2位ソフトバンクは他球場で大量リード。西武は引き分けでもM消滅、ソフトバンクにM点灯という状況だった中、8回にブセニッツに食らいつき、代打メヒアが満塁一掃の勝ち越し二塁打を放った。

 9年前の同じ9月23日、西武は楽天に敗れ、悪夢が現実のものとなっていた。

 2010年、残り7試合でM4とした西武。3・5ゲーム差の2位ソフトバンクと、9月18日から敵地で最後の直接対決3連戦に臨んだ。ここで3タテを食らって0・5差とされると、本拠地に戻っての同23日楽天戦にも敗戦。M消滅と同時に、ソフトバンクにM2が点灯した。

 最後は同26日に西武が敗れ、M1だったソフトバンクは他球場で試合中に優勝が決定した。当時の西武監督が渡辺GM。「(直接対決直前の同16日オリックス戦に)負けてM4になって(チームが)『いけるかな』って雰囲気になってて。危ねえなって思ってた。そして向こう(ソフトバンク)に勢いがあった」。回顧する顔はいかにも苦々しげだった。

 減らしはしたが、依然として優勝マジックは残り試合数と同じ。メヒアがヒーローインタビューで「残り2試合しかない。自分たちはとにかく勝ち続けないといけない」と強調したように、最後まで気を緩めようもない戦いがナインには続く。

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