西武王手 辻監督「メヒアさまさま」また代打V打

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆楽天3―5西武(23日・楽天生命パーク)

 西武が1997、98年以来のリーグ連覇に王手をかけた。同じ午後1時に試合が始まった2位ソフトバンクが序盤からオリックスを大量リードする中、楽天に一度は同点とされたが、8回2死満塁で代打メヒアが走者一掃の決勝二塁打。優勝マジックを一つ減らして「2」とした。きょう24日のロッテ戦(ZOZOマリン)に勝ち、ソフトバンクが楽天に敗れれば、歓喜の瞬間が訪れる。

 V2の扉をたたく打球が左中間で弾んだ。8回2死満塁。代打メヒアの二塁打で、3人の走者がなだれ込むように生還した。「チャンスの場面でチームの勝ちを引き寄せるツーベースが打てて最高!」。マジック2。2連覇に王手をかけた。

 7回にブラッシュの2ランで追いつかれ、8回もブセニッツの前に簡単に2死。ここで中軸が粘りに粘った。辻監督は「いい投手だからなかなか点を取れない。よく3人が四球を選んでくれた」。中村、外崎、山川と3者連続四球で満塁だ。

■同点直後の8回満塁で走者一掃

 「タフなシチュエーションだったけど、一人でもランナーをかえしたかった」。2球で追い込まれながら、メヒアは集中して4球目の直球を打ち返した。「(落ちるか)フィフティーフィフティーの気持ちだった。落ちた瞬間、最高の気持ちだったよ」と笑った。

 勝敗次第で2位ソフトバンクに逆マジックが点灯する一戦。同時刻に戦っている宿敵が序盤から優勢なことは伝わっていた。辻監督は「こっちは負けられない。みんながつないで、よくメヒアが打ってくれた。メヒアさまさま」と目を細めた。

 2010年に苦い記憶がある。マジック4でソフトバンクに3連敗。9月23日の楽天戦で敗れて、ソフトバンクに逆マジック2が点灯し、球史に残る逆転Vを許した。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかないナインは一丸で勝利をつかんだ。

 3年契約最終年のメヒアは、20日の楽天戦のサヨナラ2ランに続く代打での大仕事となった。「チームの助けになるために、地球の反対側(ベネズエラ)から飛んできた。すごくうれしい」。連敗を2で止めた。きょうロッテに勝ち、ソフトバンクが敗れれば、辻監督が宙に舞う。 (小畑大悟)

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