田中笑顔なき2軍優勝/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ホークス2軍が3年ぶりにウエスタン・リーグ優勝を果たした。今季2軍で主にセットアッパーとして25試合に登板した3年目の田中。2敗2セーブ、防御率1.80の成績で2軍Vに貢献した。ただ、優勝が決まっても笑顔を見せなかった。

 「正直、2軍での成績は気にしていない。1軍での数字が全てだし、25歳になって2軍にいること自体、焦りはある」。今季1軍での登板は7月10日の西武戦で2/3回を投げた1試合。3年間でも計11試合にとどまっている。ドラフト1位で5球団が競合した末、2017年に入団した右腕にとって、現状は到底納得できるものではない。

 1軍が西武とのデッドヒートを繰り広げる中、筑後で黙々と腕を振る。「ここにきて真っすぐの質がよくなってきた。光の見えない中で野球をやっていた時期もあったけど、ここから自分の思い描く成長曲線を描ければ、光が見えてくると思う」。苦しみ抜いた背番号25の光の先が見たい。 (長浜幸治)

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