西武MVP最右翼は森「ここまでとは」ノムさん以来の快挙射程

西日本スポーツ

 攻守で大車輪の活躍を見せた6年目の森がMVPの最有力候補に躍り出た。特に打撃はパ・リーグでは野村克也(南海)以来、54年ぶりとなる捕手の首位打者が射程圏内。「打率が一番大事。ここまでいい結果が出るとは思っていなかった」。本人も驚く好成績でV2の原動力となった。

 とにかく勝負強い。開幕から5番に座り、8月以降はほぼ3番で強力打線をけん引。得点圏打率は4割を超え、捕手の100打点は史上5人目で球団初の快挙だ。「全く想像していなかった数字なのでうれしい」。初球から一振りで仕留める積極性が功を奏した。

 正捕手として実質2年目のシーズンで、本塁打も初めて20発をクリア。辻監督は「打席で気持ちを入れ替えて、打者に100パーセント変われる。しんどいと思うけど、そこが一番」と目を細めた。自主トレから行動を共にする山川も「捕手での出場に慣れたんだと思う。今年は打席での集中力が違う」と分析した。

 若い投手陣のリードに頭を悩ませた守備面では「割り切って、守りは守り、打撃は打撃で違うスポーツと思ってやっている」と新境地を開いた。昨オフに炭谷がFA移籍し、8月には「第2捕手」の岡田が大けがで戦線を離れたが、170センチ、80キロと決して大柄ではない24歳はタフだった。

 「銀さん(炭谷)が抜けて頑張らないといけないと思った。岡田さんが抜けてさらに頑張らないといけないと思った」。今や押しも押されもしない扇の要。リーグ連覇を果たした獅子軍団の正捕手は「勝ち負け関係なしに西武打線と対戦してみたいかな」と笑った。

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