雄星、浅村、炭谷抜けて西武V2 渡辺久信GM語る「常勝」への戦略

西日本スポーツ

 主力3人が抜ける逆風にも獅子はたくましかった。編成のトップに立つ渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)は「選手たちも主力が抜けたから弱くなったと思われるのは本意じゃない。そういう中で優勝できたのは、非常に評価に値する」と目を細めた。球団本部長に次ぐ職のシニアディレクター(SD)からGMに役割が変わっての2連覇。「やっていることは変わらないんで、あんまり変わらない」と笑った。

 今年も圧倒的な打力は健在だった。だからこそ投手力強化に目を向けた。「打撃の凄いチームと捉えられがちだけど、永続的に優勝争いをするチームをつくるには、投手を含めたディフェンスの力が大事。今は(投手が)育っている。3年で何とか投手力の強いチームをつくりたいという考えはある」

 強力打線に支えられ、高卒5年目の高橋光が初の2桁勝利を飾り、今井、松本航ら若い先発陣が経験を積んだ。「昔から打撃がいい時に投手が育つという。その中で投手はどう考えるのか。『今に見てろ』って思っていてほしい。ドラフト1位の投手がこれだけ1軍で投げているチームもないだろう」。ドラフト1位には5年連続で投手を指名中。戦略は一貫している。

 自ら現地に出向き、獲得を決めたニールは2桁勝利を挙げて救世主に。「真っすぐは全然速くなかったけど、制球が良く、いろんな動く球を持っていた。昨年の(ロッテで13勝した)ボルシンガーのイメージではまる可能性があるかなと思ったけど、ここまで勝率良く勝ってくれるとは思っていなかった」と喜ぶ。

 1997、98年以来の連覇で常勝軍団への礎を築いた。「強く言いたいのは、生え抜きの選手をいかに育てて強いチームにしていくか。これはファンも望んでいると思う。スカウティングや育成の力は過去から脈々と受け継がれている強み。常に上位を戦えるチームをつくることを目指す」。辻監督の胴上げを柔和な表情で見つめていた。

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