育成出身ソフトバンクの韋駄天・周東が侍初選出へ 支配下まだ1年目

西日本スポーツ

■11月プレミア12

 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(23)が、11月開催の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表に選ばれる方向であることが25日、分かった。2年目の今季は開幕前に育成から支配下登録され、ここまでチームトップの25盗塁。相手の徹底マークをかいくぐる球界屈指のスピードが、侍ジャパン首脳陣の目に留まった形だ。足のスペシャリストが、先輩の千賀や甲斐と同様に育成から出世街道を駆け上がる。

■五輪前最後の大会

 工藤ホークスが誇る「足のスペシャリスト」の存在がクローズアップされたのは、9月17日の侍ジャパンのスタッフ会議だった。11月に開催される「プレミア12」に臨むメンバー28人を絞り込んだ中で、最大のサプライズが50メートルを5秒7で駆け抜ける周東だった。

 来夏の東京五輪で金メダルを目指す稲葉監督は「(東京五輪と)全く別のメンバーとはならない。チームの土台をつくっていく」と明言。五輪前最後の国際大会となる「プレミア12」に大舞台を見据えたメンバー構成で臨む方針で、その中に名前を連ねたもようだ。

 周東は育成ドラフト2位で入団し、1年目の昨季はウエスタン・リーグでトップの27盗塁。昨秋のU-23(23歳以下)ワールドカップの日本代表にも選ばれた。「育成なのに何で自分なの?と思った。外国人のパワーに驚かされた」。トップチームと兼務する稲葉監督が指揮した大会で、その速さを印象付けた。

 2年目の今季は開幕前に支配下登録を勝ち取り、4月6日に1軍初昇格。ここまで100試合に出場して、リーグ5位の25盗塁をマーク。8割3分3厘の盗塁成功率は、パ・リーグで今季20盗塁をマークしている6選手の中で最高だ。

■CSでも魅せる!!

 今季のスタメンは22試合で、主戦場は試合終盤の勝負どころ。代走で何度も胸のすく好走を見せた。8月18日の西武戦では1点を追う7回に、1死から死球で出塁したグラシアルの代走で登場。続く松田宣の4球目に二盗を成功させ、直後の適時二塁打で同点のホームイン。区切りの20盗塁目を逆転勝利につなげた。

 2013年の「ワールド・ベースボール・クラシック」で日の丸を背負い、盗塁王2度の本多内野守備走塁コーチは「足が速い選手の中でもワンランク抜けている。思い切りも良いし、その存在だけで相手に脅威を与えられる貴重な選手」と評価。「下克上」を期すクライマックスシリーズでも、他球団が恐れる俊足への期待は高い。

 「プレミア12」のメンバーは各球団と最終的な調整が進められており、10月3日のメンバー提出期限までに決まることになる。ホークスからは育成出身の千賀と甲斐、さらに高橋礼や松田宣も候補に入っているとみられる。周東はスーパーサブとして、最大の強みを生かすことになりそうだ。

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