鈴木圭大会初制覇 プレミアムカップ 【山陽】

西日本スポーツ

 山陽オートの特別G1共同通信社杯プレミアムカップは最終日の25日、最終12Rで優勝戦(1着賞金600万円)があり、鈴木圭一郎(24)=浜松=が、トップSからあっさりと逃げ切って大会初制覇。G1通算では9度目のVを挙げた。2、3着は、3月の前回大会と同じで、青山周平(34)=伊勢崎、佐藤摩弥(27)=川口=が入った。

■ヒーロー

 一番試走3・29を出し、人気を集めた鈴木圭一郎が、S一撃から後続を引きちぎる圧勝劇。「試走は一番だったが、ハネがひどくて…。Sを行けたのが大きかった」。完全に往時の切れ味が戻ったSで、逃げ展開に持ち込めたのが大会初制覇につながった。「これで(すでに大会V歴がある)同期の吉原恭佑君に、いろいろと言われなくて済みますね」と、取り囲む記者に笑顔を振りまいた。

 Sが一番の勝因だったとはいえ、車も満足の仕上がりだった。前節の浜松G1で優勝はしたが、今節はまたクランク交換の大整備。「いい先輩」という栗原勝測に譲ってもらった、かなり昔の「化石クランク」に入れ換えると、「すごかった。熟成されていましたね。SGを取った時に近い感じになっていた」と抜群の威力を発揮した。

 今回の優勝で今年はG1 3V。ただ今年は、落車妨害を繰り返し、初の周回誤認を犯すなど、決して調子、リズムは良くなかった。「結果が出ない時は、相当悩んで、やせた」。それでも「悩んでも仕方がない。楽しもう」と、気持ちの切り替えができてからは、少しずつ本来の姿を取り戻した。「(この苦しみが)、いい経験だった、と言えるようにしたいですね」。10月から年末までSG戦線が続く。これまで味わったことのない“苦い経験”を糧に、さらに進化した圭一郎がきっと見られるはずだ。 (三島隆助)

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