ソフトバンク工藤監督「切り替えて」残り2戦は選手の状態見極め

西日本スポーツ 倉成 孝史

 日本一でやり返す! 福岡ソフトバンク工藤公康監督(56)が25日、2年連続の下克上日本一を誓った。リーグ141試合目となった24日の楽天戦(楽天生命パーク)に敗れ、昨季に続いてのV逸が決定。2年連続での屈辱を現実として受け止めながらも、その悔しさを晴らすために日本一3連覇へ向けて、気持ちの切り替えを強調した。

 福岡へと戻るため、仙台空港から午前7時35分発の航空機に乗り込んだ工藤監督の表情から激しいショックの色は消えていなかった。無理もない。最大で8・5ゲーム差をつけながら、西武に大逆転を許してのV逸。24日の敗戦直後に「勝たせてあげたかった」と漏らしたように、昨オフから強く誓っていたリーグV奪回を果たせず、指揮官として責任を痛いほど感じている。

 だが、3年連続日本一への道が閉ざされたわけではない。来月5日からはクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)が開幕。そこを突破すれば、CSファイナルSでの西武へのリベンジ機会を得られる。それだけに、想像を絶する悔しさは上空で胸にしまい込んだ。午後1時半から本拠地で行われた先発投手練習では指揮官の瞳に、力強さと明るさが戻った。

 「そこはしっかり気持ちを切り替えてやっていかなきゃいけない。われわれがしっかりと気持ちを切り替えて、選手たちに伝えるべきことはしっかり伝えて、あらためてスタートする」

 26日の全体練習からチームは「下克上モード」で3年連続日本一へと突き進む。28日からのオリックス2連戦(京セラドーム大阪)について指揮官は「コーチ陣、選手とも話をして、2試合をどういうふうに使っていくかというところ」と説明。コンディションに不安を抱える選手には休養を取らせると同時に、投打ともにCSでの戦力となり得る選手の状態も見極めていく構えだ。

 昨季はファーストSで日本ハム、ファイナルSで西武を撃破し、日本一まで駆け上がった。2015、17年もリーグVを果たした上でCSを勝ち抜き日本一を達成。短期決戦の戦い方は熟知している。「ピッチャーは非常に大事になってくるし、しっかり守るというところ。今年も守りのいいリズムがそのまま打撃につながるケースはたくさんありましたし。その辺はすごく大事になる」。圧倒的な打力を武器とする西武にリーグVこそ譲ったが、自慢の投手を中心とした守りから、必ず下克上日本一を果たす覚悟だ。 (倉成孝史)

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