W杯が九州上陸 イケメン対決、ラグビー界のメッシに注目/見どころ

西日本スポーツ 末継 智章

■元7人制日本代表、コカ・コーラ広報 築城昌拓さん見どころ紹介

 熱戦が繰り広げられているラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。九州でも26日のイタリア-カナダ戦(レベルファイブスタジアム)を皮切りに福岡、大分、熊本の3会場で10試合が行われる。日本を含めた出場20チームは、攻め方も試合前の儀式なども個性豊かだ。元7人制日本代表でもあり、トップチャレンジリーグのコカ・コーラで広報を担当する築城昌拓さん(36)に、ラグビー初心者でもすぐに楽しめる見どころを聞いた。 (末継智章)

 いよいよW杯が始まりました。4年に1度の大会ですが、日本に来るのはまさに「一生に一度」の機会。ラグビーに詳しい方もそうでない方も、楽しみにしていたと思います。でも、普段ラグビーを見ない方にとって、日本とニュージーランド以外はあまりご存じでないでしょう。そこで初観戦でも分かる注目選手や見どころを紹介します。

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【福岡会場】(レベルファイブスタジアム)

 ▼26日 イタリア-カナダ

 いきなりイケメン対決! 日本なら素朴な顔立ちの選手が多い屈強な体形のフォワード陣も端正なマスクばかり。2002年サッカーW杯日韓大会でのベッカム(イングランド)やイルハン(トルコ)のように女性ファンが増えそう。イタリアはアルゼンチンと同様、サッカー強国らしくキックがうまい。敵陣へ攻め込むキックにも注目です。

 ▼10月2日 フランス-米国

 フランスはかつてパスで展開する攻撃が「シャンパンラグビー」と呼ばれましたが、最近はキックを使って果敢に攻め込むチームになっています。面白いのはラグビー新興国の米国。国内リーグが発展し、プロ選手が増えたことで実力も人気も上昇中です。

 ▼同12日 アイルランド-サモア

 昨年の世界最優秀選手に輝いたのがアイルランドのSOセクストン。キックの技術が高く、自分でも攻め込み守備もうまい。まさにサッカー界のメッシ(バルセロナ)のような存在で、福岡で見られるなんて最高です。一方のサモアは伝統的に真っすぐ攻めるのが大好き。ニュージーランドの「ハカ」のように、試合前に自らを奮い立たせる儀式「シバタウ」も感動的です。

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【大分会場】(昭和電工ドーム大分)

 ▼同2日 ニュージーランド-カナダ

 国中の応援を受けているニュージーランドの選手たちは責任感が群を抜いています。ゴール前まで攻め込まれてもトライを許さず、攻撃も最後まで諦めません。スター軍団の中でも注目はボーデン、スコット、ジョーディーのバレット3兄弟。後は「SBW」の愛称で有名なCTBソニービル・ウィリアムズは故障明けですが、調子が戻れば191センチ、110キロと大柄な体から繰り出す突破力は必見です。

 ▼同5日 オーストラリア-ウルグアイ

 オーストラリアは大柄なイメージがありますが、フランカーのフーパー主将は182センチ、101キロ。世界基準だと大きくないのに、密集でガツガツボールに絡んで奪います。CTBケレビが6月にサントリーへの加入を発表するなど、W杯後に日本で戦う選手や過去にプレーした選手が多いのも特徴です。

 ▼同9日 ウェールズ-フィジー

 一番推したいのはフィジーです。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した7人制代表に負けじと、15人制でも選手が次から次へと湧き出るようにボールをつなぐ攻撃に引き込まれます。ウェールズとは4大会連続での対戦。過去1勝2敗と分が悪いですが、最近は好調なので因縁の対決での雪辱が楽しみです。

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【熊本会場】(えがお健康スタジアム)

 ▼同6日 フランス-トンガ

 トンガはサモアと同じく攻撃がシンプル。軽トラックが何回も突っ込んでくるイメージです。ヘッドコーチはトップリーグのクボタでプレーしたケフ氏。現役時代に対戦しましたが、大きいのに技術も高く、冷静に交わされるなど厄介な相手でした。彼のプレーを今の選手もできるなら面白そう。ただ、熱くなりやすいので反則をしないかがポイントです。

 ▼同13日 ウェールズ-ウルグアイ

 ウェールズは北九州での公開練習で観客が満員になったことでも注目を浴びました。8月下旬に世界ランキングで1位(現在4位)になった強豪です。中心はキック力のあるSOビガー。SOは周りの大男たちをうまく使うという意味で、サーカス団の団長というイメージが分かりやすいのでは。ルールを知らなくても、まずSOを担当する背番号10を見れば楽しめます。 (コカ・コーラ広報)

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