ピアノソロアルバム来年1月発売へ 森保まどか、長崎凱旋 負傷乗り越え躍動 HKT九州ツアー

西日本スポーツ

 九州7県を巡るHKT48のコンサートツアー「あの支配人からの、卒業。」の長崎公演が28日、長崎市の長崎ブリックホールで開かれ、地元出身の森保まどか(22)が喝采を浴びた。ケガからの本格的な復帰を故郷のファンに印象付けただけでなく、念願のピアノソロアルバムの発売が来年の1月29日に決まったことを発表、祝福ずくめの凱旋(がいせん)となった。(敬称略)

 「ただいま!」

 笑顔で叫ぶ“主役”の呼び掛けに、客席から息ぴったりの大歓声が届く。

 「おかえり!」

 およそ3年ぶりとなる地元のステージで披露したのは、本人もファンも待ち望んでいた「お土産」だった。2015年の11月末に製作を発表してから約4年。声を弾ませながら自らの口で朗報を伝えると、同期の本村碧唯(22)らも跳びはねながら喜んだ。

 「やっとだ! やっとだ!」。仲間のうれしいニュースは、全員で喜ぶのがHKT流。ステージには歓喜の輪が、主役の顔にはとびきりの笑みが広がった。

 「皆さんが驚くような内容になっていると思うので、ぜひ楽しみに待っていてください!」

 最高潮の盛り上がりの中、テーピングを外した右ひざをかばうそぶりも見せず、躍動感たっぷりにアンコールの「12秒」を歌い踊った。

 昨夏に膝を負傷し本格的なパフォーマンスから離れていたが、15日の「ただいま恋愛中」公演で、約10カ月ぶりに劇場公演にフル出演。今ツアーでも少しずつ参加できる楽曲が増える中での「帰郷」だった。

 公演前の西日本新聞の取材では、負傷中は気分的に落ち込むこともあったが、アルバム製作など「やるべきこと、熱中できることがあって、ピアノをやっていて良かったと感じた」と告白。イベントやステージに一部出演した際には、仲間から「大丈夫だった?」「痛くなかった?」と声を掛けられ、「支えられた部分も大きかった」と振り返った。

 幼稚園の頃からピアノの英才教育を受けて育ち、国際的なピアノコンクールでの入賞も経験。その腕前は芸能界きってだ。アルバムの製作は現在も順調に進んでおり、既に半分以上が完成。総合プロデュースを松任谷正隆が務めるほか、武部聡志、鳥山雄司、本間昭光、伊藤修平といった日本屈指の音楽プロデューサー陣が参加、アイドルのピアノアルバムとは思えない出来になっているそうだ。

 「ステージでの姿とかピアノアルバムとか、目に見える形の方がファンの人にとってもうれしいと思うから、耐えてもらった分、心配をかけた分、そんな姿をこれからは、少しずつ見てもらえたらって思います」

 雌伏の時を乗り越えて-。HKTの美姫(びき)の巻き返しが、故郷から始まった。(古川泰裕)


 

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