九産大、延長12回サヨナラで王手 荒木誠が千金スクイズ 福岡六大学野球

西日本スポーツ 森本 博樹

 ◆福岡六大学野球秋季リーグ第4週第1日 九産大5-4九共大【延長12回】(28日・福工大野球場)

 九産大がV王手! 福岡六大学野球秋季リーグ戦(西日本新聞社後援)は28日、福岡市の福工大野球場で第5週第1日の3試合を行った。開幕から無傷の7連勝の首位九産大と1敗の2位九共大の直接対決は、九産大が延長12回、荒木誠也(2年・藤蔭)のスクイズで5-4でサヨナラ勝ちした。九産大は29日の同カードで勝つか引き分けで2季連続41回目、秋に限れば2012年以来7年ぶりの優勝となる。日経大は福工大を5-2で破り、5勝3敗として2位浮上の可能性も出てきた。福教大は九工大に10-0で5回コールド勝ちした。

■7年ぶり制覇へ

 3時間56分の熱闘にスクイズでケリをつけた。4-4の延長12回1死満塁。途中出場の九産大・荒木誠が1ボールからの2球目をホームベースから4メートル、一塁手の前に転がした。「打席に入る前から『スクイズがある』と監督から言われていました。バントには自信があります」とサヨナラ勝ちの立役者は軽く胸を張った。

 2点を追う8回2死満塁で柳内一輝(4年・九州学院)が左中間に走者一掃の逆転三塁打。柳内はこの走塁で右太ももをつって交代し、代走で登場したのが荒木誠だった。「苦しい展開でした。九共大は粘りもありますし。逆方向にうまく打てました」と振り返る左打ちの柳内は、熊本・九州学院高でヤクルトの若き長距離砲・村上の2年先輩。「あいつも頑張っているし、自分も頑張らないと」と後輩の活躍は発奮材料になっている。

 九産大は9回に追い付かれたが、サヨナラで決着。ベンチ入りした25人中20人を起用しての総力戦を制し、優勝に王手をかけた。「秋はなぜだか勝てませんでしたからね。何とか優勝して九州大学選手権にいきたい」と7年ぶりの秋制覇に大久保哲也監督は目の色を変える。

 福岡六大学、九州六大学の優勝チームは九州大学選手権で2勝すれば明治神宮大会の出場権を得るが、2位だと5勝が必要。大きな差である。大久保監督らナインが必死に頂点を目指すのも当然だろう。29日の対戦で九共大に負けさえしなければ、春秋連続の頂点だ。 (森本博樹)

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