九共大が秋V6に望み 瀬戸際で宿敵にコールド勝ち

西日本スポーツ 森本 博樹

 ◆福岡六大学野球秋季リーグ第5週第2日 九共大8-1九産大【7回コールド】(29日・福工大野球場)

 福岡六大学野球秋季リーグ戦(西日本新聞社後援)は29日、福岡市の福工大野球場で第5週第2日の3試合を行った。8戦全勝の首位九産大と2位九共大の直接対決は、九共大が8-1の7回コールド勝ち。九産大の春秋連覇に待ったをかけた。九共大は7勝2敗とし、優勝に望みをつないだ。日経大は雄龍(おりょう)大志(1年・岡山東商)のランニング満塁本塁打などで福工大に15-2の5回コールド勝ち。6勝3敗とし、3位以内を確定させた。福教大は6-5で九工大に競り勝った。22日の3試合が雨天のため日程変更となり、10月5日に同球場で行われる予定。九産大が日経大に勝つか、引き分けるかで優勝が決まる。

■目の前の胴上げ阻止

 「秋の王者」の意地を示した。九共大は負けるか、引き分けで九産大に春秋連覇の歓喜を見せつけられるところだった。そんな瀬戸際で8-1の7回コールド勝ち。サヨナラ負けした前日28日のうっぷんを晴らした。

 「目の前で胴上げは見たくないからね。うちの4年が頑張ってくれた。特に当山がね」。上原忠監督は最上級生たちを褒めたたえる。先発の当山昇平(4年・名護)はリーグ戦初となる先発での連投。5回1失点だった28日は70球を投げ、この日は7回途中87球で1失点に抑えた。「昨夜、監督から『明日も行くぞ』と言われました。思ったより肩の張りはなかった。きょうは5回を過ぎたあたりから疲れました」。疲労の残る表情を残しながらも、当山の気分はスカッとしていた。

 相手のミスに助けられた得点も多かったが、5回の追加点は八巻優大(4年・東筑)の左中間への2点二塁打。この一打が九共大に流れを運んできた。

 九産大との初戦を落とした夜、4年生だけでミーティングを開いた。「失うものはない。思い切ってやろう」と苦楽をともにしてきた選手たちは思いを一つにして、宿敵との一戦に臨んだ結果がコールド勝ちとなった。

 2014年6月に上原監督が就任してから、秋季リーグ戦は5連覇中。「他力本願だが、九工大戦に全力を尽くす」と指揮官も望みは捨てていない。首位の九産大が日経大に敗れ、九共大が九工大に勝てば、という条件付きだが、秋6連覇の可能性はゼロではない。 (森本博樹)

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