ソフトバンクCSローテ初戦は千賀 工藤監督「絶対に大事」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 先手必勝で下克上へ! 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が、ヤフオクドームで戦う楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)の第1戦で先発することが1日、決まった。工藤公康監督(56)は初戦の重要性を「絶対に大事」とあらためて強調。2004年のプレーオフ導入以降、ファーストSの初戦を制したチームが87%の確率でファイナルSに進出している。エースが先陣を切り、第2戦はバンデンハーク、第3戦までもつれれば高橋礼にバトンをつなぎ、3年連続の日本一へ駆け上がる。

■「V逸9・24」の雪辱へ

 覚悟はできていた。シーズンを終え1日の完全休養日を挟んで、CSに向けた投手練習が行われたこの日、参加した投手陣に登板日が通達された。楽天を本拠で迎え撃つファーストS初戦(5日)に先陣を切るのはエース千賀。V逸が決まった9月24日、痛恨の黒星を喫した相手に対して早速、リベンジの場が訪れる。

 「チームのために腕を振りたい。自分のベストボールを放り続けることができればいい。シーズンは別のもの。まったく関係ない」

 やるか、やられるかの超短期決戦。今季カード別で自身ワーストの3敗(1勝)と苦杯をなめさせられた天敵を、大一番で封じ込める意気だ。

 今季はチームトップの13勝を挙げ、初の奪三振王(227個)のタイトルを手にし、奪三振率11・33の史上最高記録を打ち立てた。この日は、11月に開催されるプレミア12のメンバー発表会見があり、侍ジャパン稲葉監督から「投手に関しては、千賀を中心に、先頭に立ってやってもらいたい」と代表投手陣の柱としての期待をかけられる立場になった。

 その球界を代表する右腕のCSでの登板について、工藤監督は「ほぼほぼですけど、間違いないと思います」と第1戦を託すことを認めた。04年にプレーオフ制度が導入されて以降、ファーストSは初戦に勝利した15チームのうち、13チームが次のステージに進んでいる。「やっぱり初戦は大事。絶対に大事。初戦で勝ったチームが圧倒的に有利なのは間違いない。特にファースト(ステージ)は。そこを何とか取っていくことを考えるのが自然」と指揮官。初戦に最も信頼の高い投手を送り出すのは、勝ち抜く上での正攻法だ。

 エースの後を受けて第2戦に先発するのはバンデンハーク。CSは通算5戦4勝と勝負強さを誇る右腕は今季、腰痛や右肘痛に苦しんだがシーズン最終登板の9月28日オリックス戦は、109球を投げスタミナ面に問題がないことを証明した。

 第3戦までもつれれば、今季12勝を挙げ新人王最有力候補の高橋礼がマウンドに上がる。2連勝でファーストSを勝ち抜いた場合、今季カード別で最多の4勝(2敗)と好相性の西武戦初戦へ“スライド”する。

 このプランの効果を最大に発揮するには、初戦の勝利が不可欠。2年連続の下克上で3年連続の日本一成就へ、エースの投球で決戦の火ぶたを切る。 (鎌田真一郎)

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