ソフトバンク不敗神話コンビが鍵  楽天則本と相性ばっちり

西日本スポーツ 長浜 幸治

■CSファーストS5日開幕

 キューバW主砲が楽天エースを粉砕だ! 福岡ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(33)とアルフレド・デスパイネ外野手(33)が、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)初戦の先発が濃厚な則本昂の攻略の鍵を握る。今季は両者とも右腕から本塁打を放つなど相性はばっちり。昨季からアベック弾を放った試合での“不敗神話”も持つ最強コンビが大暴れする。

■昨季CSも打ちまくり

 5日のCS開幕を待ちきれないとばかりに、二つの打撃ケージからグラ&デスパが打球を次々とスタンドに放り込む。ヤフオクドームでの全体練習を見守った工藤監督は、打線の軸を担う2人の姿に安心したような表情を浮かべた。

 2年連続の日本一へ、まず立ちはだかるのは楽天のエースだ。CSファーストS初戦で先発が予想される則本昂が難敵なのは間違いないが、キューバコンビは問題にしていない。今季2試合の対戦で5打数3安打1本塁打と好相性のグラシアルは「頭を使ったクレバーな投球ができる、いい投手」と力を認めた上で「自分たちもしっかりと準備できている。第1戦を勝って勢いを付けたいね」と目を輝かせる。則本昂に今季6打数2安打1本塁打のデスパイネとともに打線を引っ張る意気込みだ。

■首脳陣「大いに暴れて」

 グラシアルは短期決戦での不安もない。自身初体験となった昨季のCSでファーストSとファイナルSの計8試合に出場し、チームトップの13安打。打率4割3分3厘で日本シリーズ進出に貢献した。「去年の経験が今年に生きると思う。レギュラーシーズンとは違って大きな重圧はあるが、その中で100パーセントの力を出せれば勝ち抜ける」とうなずいた。

 今季来日6年目で自己最多の36本塁打を放ったデスパイネも頼りになる。昨季の日本ハムとのCSファーストSでは3試合で11打数6安打3本塁打6打点と打ちまくった。初戦では初回に満塁本塁打を放ち、チームを勢いづけた。「どんな試合でもチームに貢献することだけを考えている」と常に口にする男が、今回も有言実行を誓う。

 2人のアベック弾は昨季から8度あり、全てチームは勝利。“不敗神話”は継続中だ。森ヘッドコーチも「彼らは主軸だし、打てば当然チームにも勢いが付く。短期決戦で大いに暴れてほしい」と期待をかけた。

 グラシアルは「今年は2人とも一年を通して活躍できたと思う。でもここからが勝負。より集中して一瞬一瞬を全力でプレーするよ」と先を見据えた。キューバコンビがチームをさらなる高みに導く。 (長浜幸治)

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