オールブラックス王者の貫禄、今大会最多63点でカナダ完封

西日本スポーツ 久保 安秀

 オールブラックス、大分で爆勝! 大分市の昭和電工ドーム大分での今大会初戦は、3連覇を狙う1次リーグB組のニュージーランドがカナダに63-0で快勝した。9トライで今大会最多の63得点。2連勝で勝ち点を9に伸ばした。福岡市のレベルファイブスタジアムでは、同リーグC組のフランスが米国を33-9で破り、やはり2連勝で勝ち点を9とした。

 今大会最多の9トライで、こちらも最多の63得点と文字通りのニュージーランド(NZ)の圧勝だった。南アフリカとの初戦から中10日。スタメン11人を変更しながら、トライを山積みした。ハンセン監督は初戦に出場機会がなかった選手の名前を挙げながら「みんないいプレーをした。(先発した)SHのペレナラも(後半から出場した)ブラッド(・ウェバー)もスピードがあった」と試合をコントロールしたSHをたたえた。

 「暑さはそれほどでもなかったが、湿気が多いというか…。何度か(滑って)ボールを落とした」。試合後、ナンバー8のリード主将はコンディションの難しさを明かしたが、ミスが目立ったのは前半だけ。後半は「オフロードを減らして、きっちりラックをつくろうと話した」とハーフタイムに修正して5トライを重ねた。

 この日、NZは計906メートルのキャリー。カナダは291メートルだった。相手が発展途上の格下とはいえ、ランとパスの能力の高さは際立った。加えて認定トライ以外で奪った8トライのコンバージョンをSOモウンガが全て成功させている。接戦の中でも勝ちきるチームの能力をはっきりと示してみせた。

 トライを山積みした一方、守備は無失点で終えた。カナダに裏へ抜けられて危ないシーンはあったが、しっかりと戻って止めきった。この日、NZのタックル100回のうち、ミスはわずか9回。カナダがボールをキープしても前に出られない状況に追い込んでいった。

 次は中3日でナミビア戦だが、厚い選手層にほころびはない。「プロップのモリには80分間出続けるように話した」とハンセン監督が明かしたように、この日は通常フル出場するケースの少ないプロップに無理をさせ、決勝までの戦いをマネジメントしながら選手起用を続けた。史上初の3連覇へ、死角は見当たらない。 (久保安秀)

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