本来の姿戻ってきた CS打線のキーマン/藤原満氏の目

西日本スポーツ

 プロ野球の日本シリーズ出場を懸けたクライマックスシリーズ(CS)はセ、パ両リーグとも5日に開幕する。パのファーストステージ(S)はシーズン2位のソフトバンクが3位楽天をヤフオクドームで迎え撃つ。リーグ連覇した西武が待つファイナルS進出へのキーマンとして、西日本スポーツ評論家の藤原満氏は柳田悠岐外野手(30)を挙げた。

 打線のキーマンは何といっても、柳田だろう。彼がいないと打線がなかなか機能しないのは、ここまでの戦いで分かっている。さらに、短期決戦は「明日なき戦い」だ。余計なことを考えずにくる人が一番怖いし、相手はその意味でも柳田を嫌がっているはずだ。

 左膝裏の肉離れから8月末に復帰し、やっと本来の姿に戻ってきた。守る回数も伸ばし、9月末にはヒットを量産した。故障箇所への「怖さ」が残っていると、体が勝手にブレーキをかけてしまうものだが、それがなくなってきたのだろう。走る姿も良くなった。

 中軸の並びは、グラシアル、柳田、デスパイネの順がいいのではないか。そうすれば、打率(3割1分9厘)が高いグラシアルに初回に必ず打席が回る。柳田も本来は高い打率と出塁率を誇る打者だし、それをデスパイネがかえす形が得点が最も増えるだろう。

 楽天は美馬、則本昂、岸らの先発陣を擁しているが、最大の強みはセーブ王の松井を中心とした救援陣にある。後半の勝負に持ち込まれないためにも、いかに先発を早くマウンドから降ろすか。いつも口にすることだが、球数を多く投げさせる工夫なども必要だ。

 (本紙評論家)

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