ソフトバンク千賀「楽しみ」 楽天・則本昂とCS初の先発対決

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

ウオームアップ中、笑顔を見せる千賀(撮影・式町要) 拡大

ウオームアップ中、笑顔を見せる千賀(撮影・式町要)

キャッチボールで調整する千賀 ヤフオクドームで調整する楽天・則本昂 パ・リーグのクライマックスシリーズ成績 ソフトバンク・千賀と楽天・則本昂の先発対決

 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が4日、楽天則本昂とのエース対決に胸を高鳴らせた。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)はともに5日の第1戦に先発。昨季まで5年連続奪三振王の剛腕は数少ない「意識する」存在で、CSでは初の先発対決。レギュラーシーズンは通算4試合で1勝3敗と負け越しており、今季は奪三振王に輝いた右腕が短期決戦の行方を左右する初戦でリベンジを狙う。

 舞台は整った。CSの前日会見で、両軍の将は迷いなくエースを指名した。工藤監督が「千賀滉大選手が明日(5日の第1戦)の先発です」と明かし、平石監督も「イーグルスは則本昂大でいきたいと思います」と公表。2人の先発対決がCSでは初めて実現した。

 「とても楽しみ。(則本昂との投げ合いは)今年初めてが、この大一番になった。気持ちが入る」。決戦の舞台となるヤフオクドームでの前日練習では、キャッチボールで球の軌道や回転を確認。体の切れを出すためにダッシュで汗を流すなど最終調整に励んだ。

 初出場した2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で投手陣の柱だった則本昂に心酔。昨季まで5年連続奪三振王の剛腕は常に意識する存在になった。今季227奪三振で初のタイトルを獲得した際には「則本さんの記録(17年の222奪三振)を超えられて良かった」と口にしたほどだ。

 レギュラーシーズンでの先発対決は4度あり、千賀は1勝3敗と負け越しているが、唯一勝った17年8月19日は仙台での一戦で鬼気迫る投球を見せた。8回を4安打無失点、10奪三振の快投。「則本さんをバチバチに意識した」と闘争心むき出しで腕を振った。

 それから2年。侍ジャパンでも柱として期待される右腕は精神面でも大きく成長した。「(則本昂への意識は)マウンドに上がるまでの感情。(試合に)自分の形で入れるようにして、飛ばしていくところ、いかないところを、しっかり見極める」と冷静に語った。

 1年間の集大成となるポストシーズン。「積み上げてきたものといえば、四球しか思い浮かばない」とリーグワーストだった75四球を自虐気味に語る余裕も見せた。「チームが勝てばいい。とにかく集中の2文字です」。エース対決で必ずチームを勝利に導く。 (鎌田真一郎)

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