九産大33年ぶり春秋連覇 福森耀11K完封

西日本スポーツ 森本 博樹

11奪三振の力投を見せた九産大のエース福森耀 拡大

11奪三振の力投を見せた九産大のエース福森耀

33年ぶりの春秋連覇を果たした九産大の選手たち 九産大-日経大の試合結果 福岡六大学野球 秋季リーグ戦順位表 福六ベストナイン 福六打撃10傑 福六表彰選手

 ◆福岡六大学野球秋季リーグ第6週第1日 日経大0―5九産大(5日・福工大野球場)

 九産大が33年ぶりの春秋連覇-。福岡六大学野球秋季リーグ戦(西日本新聞社後援)は5日、福岡市の福工大野球場で最終週最終日の3試合を行った。単独首位の九産大はエース福森耀真(4年・北九州)が日経大を11奪三振の力投で5-0と完封。9勝1敗とし、2季連続41回目の優勝を飾った。秋に限ると7年ぶりの頂点。2位の九共大は九工大に15-0で5回コールド勝ちしたものの、秋6連覇は果たせなかった。福工大は9回、新山益朗(4年・武岡台)が代打決勝サヨナラ満塁弾を放ち、6-2で福教大を下した。最終順位は1位九産大、2位九共大、3位日経大、4位福教大、5位福工大、6位九工大となった。なお、上位3チームが明治神宮大会出場権を懸け、12日から始まる九州大学野球選手権(福岡市)に臨む。

 宿敵九共大の秋6連覇を阻止しても、フィニッシュは軽く右手を挙げただけだった。そのエース福森耀の周りに歓喜の渦ができるわけでもなく、九産大の7年ぶりの秋制覇は実に淡々としていた。「(九共大の連覇を)止めて良かった。福森が柱となって頑張ってくれた」と大久保哲也監督は、優勝の最大の功労者にエースの名前を挙げた。福森耀は予備日を含めた6週全て初戦に先発して自己最多5勝で無敗。そのうち2完封を含む3完投と監督にもナインに信頼されるピッチングを披露した。

 勝てば優勝というプレッシャーのかかるこの日の日経大戦でも、8回まで毎回の11奪三振。5、7回に四死球などで満塁のピンチを招いたが、自らの力で無失点に切り抜けた。「(満塁は)以前なら四球で自滅したかも。メンタルが強くなり、成長したかな」とエースは自らに合格点をつけた。

 今年6月の大学野球選手権。九産大は初戦で大商大に1-2と敗退したが、その試合で先発の福森耀は4回途中KO。その反省から練習の精度を上げた。「漠然とではなく、ビデオなども見て、自分で考えてするようになった」。その成果が秋季リーグ戦で実を結び、夏からのオープン戦ではほとんど毎試合、最速150キロをマークするようになった。

 「何としても神宮で選手権の仕返しをしたい」。8球団から調査票が届いているプロ志望の福森耀は、17日のドラフト会議が気になるが、九州大学選手権で優勝しての明治神宮大会出場は譲れない。 (森本博樹)

■九産大4番の森伊が貴重な追加点

 九産大の4番、2年の森伊が貴重な追加点を挙げた。2回に相手のミスで2点を先制した後の5回1死一、三塁で左前適時打。「自分が打たないと勝てないと思って打席に入りました。きょうはいいところで打てました」と森伊はポイントゲッターの責任を果たした。この日の安打を含め、10試合でノーヒットに終わったのは2試合だけ。「エースと4番が働いてくれるチームは勝てる」と大久保監督も主砲の活躍に笑顔だった。

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