北九大6季ぶりV 福岡大に10-0完勝 益田2安打完封MVP 九州六大学野球優勝決定戦

西日本スポーツ 前田 泰子

6季ぶりのリーグ優勝を果たし捕手の堀川と抱き合って喜ぶ北九大の益田(左) 拡大

6季ぶりのリーグ優勝を果たし捕手の堀川と抱き合って喜ぶ北九大の益田(左)

2安打で福岡大を完封した北九大の益田 6季ぶりのリーグ優勝を果たし喜ぶ北九大の選手たち 福岡大-北九大の試合結果 九州六大学野球秋季リーグ戦順位表 九六表彰選手 九六ベストナイン 九六打撃10傑

 ◆九州六大学野球秋季リーグ優勝決定戦 福岡大0-10北九大(7日・桧原運動公園野球場)

 北九大が3年ぶりの頂点に-。九州六大学野球の秋季リーグ戦(西日本新聞社など後援)の優勝決定戦が7日、福岡市の桧原運動公園野球場で行われ、北九大がリーグ戦7勝3敗で並んでいた福岡大に10-0で完勝し、2016年秋以来6季ぶり7度目の優勝を決めた。今季リーグ戦で4勝無敗のエース益田武尚(3年・嘉穂)が被安打2で完封。初の最優秀選手賞に輝いた。福岡大が2位、西南大が3位、九国大は4位で、3勝7敗で並んだ久留米大と九州大は得失点差で久留米大が5位、九州大が6位となった。北九大は明治神宮大会(11月15日から、神宮)出場を懸ける九州大学野球選手権に10月23日の準決勝(ヤフオクドーム)から出場。福岡大と西南大は、同12日から福岡市の福工大野球場などで行われる同予選トーナメントに出場する。

 夕暮れが迫った空に「ビクトリーロード」の歌声が響いた。6季ぶりの優勝で高らかに歌った北九大の凱歌(がいか)はラグビー日本代表が歌う「カントリーロード」の替え歌だ。エースが完封し、打線は11安打10得点で福岡大を圧倒。「こんなにうまくいっていいのかな」と徳永政夫監督は喜びをかみしめた。

 今季4勝無敗の益田が大事な試合でも完璧な投球を見せた。直球は自己最速に1キロと迫る149キロをマーク。カットボールやスプリットを決め球に9奪三振。4回、5回の先頭打者に単打を許したが、その後は9回の初四球まで走者を許さなかった。「初回から飛ばしました。ゼロで抑えようと思った」。三塁を踏ませることはなかった。

 1年からリーグ戦で登板していたが、思うような結果を出せなかった。4年生が引退した今季からエースの自覚が生まれた。「先輩に頼ってベンチで声を出すこともなかった。今季は声を出し、自分が降板した後もベンチワークを頑張ってきた」。徳永監督も「今までは幼さが見えていたが、人間性が格段に成長した。こんなに変わるのかと思うぐらい」と認める。

 益田を支えたのが、同じく1年からともにリーグ戦を戦ってきた主将の小畑翔大(3年・海星)だった。「ここまで来たのは徳永先生と小畑のおかげ」と益田が言えば、「益田への思いは強い」と小畑も言う。この試合を前に「優勝したい。チームのために力を出そう」と2人で話し、投打でチームを引っ張った。

 リーグ戦を1位で通過し、次の舞台は23日の九州大学選手権。「23日、24日と連続完投できるよう準備したい」とエースは誓った。ヤフオクドームで九州の強豪を倒し全国切符を取ってみせる。 (前田泰子)

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