高橋純、甲斐野の活躍に胸が熱くなった/池田親興氏の目

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西日本スポーツ評論家の池田親興氏

 ◆パ・リーグCSファーストステージ第3戦 ソフトバンク2-1楽天(7日・ヤフオクドーム)

 ホークス、楽天ともに持てる力を出し切った。CSにふさわしい素晴らしい試合だったが、特にホークスは今季のベストゲームができたのではないか。先制されても2死からの連打で追い付き、高橋礼もよく踏ん張った。何よりも若い高橋純と甲斐野が大きかった。

 6回1死一、二塁で登板した高橋純は、自己最多の45試合に登板した経験を生かした。ブラッシュに対してカウントが3ボールになったが、そこからさらに強い気持ちで向かっていった。併殺が欲しい場面で取れたのは、経験を糧にできている証しだ。

 7回1死三塁で登板した甲斐野も打者に集中して、楽天の代打攻勢をしのぎきった。高橋純とともにファイナルステージだけでなく、今後の野球人生にもつながる好投だった。CS開幕前の評論で、鍵を握る選手に2人の名前を挙げた私も胸が熱くなった。

 高橋純、甲斐野ともにレギュラーシーズン終盤に苦しむ場面があったが、そこから自分の形をつくり直してチームを救った。狙い澄ましたスイングで2打点を挙げた内川もさすがだった。こちらも今季は苦しんできたが、CSでは彼の集中力が相手を上回った。

 楽天を相手に我慢の試合が続いたものの、最後は自分たちの形でファーストステージを制した。3試合の超短期決戦でこんな試合をつくれたのは非常に素晴らしいし、チームにも勢いがつく。西武との決戦では、「下克上」を成し遂げた昨季の経験も必ず生きるはずだ。 (西日本スポーツ評論家)

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