ソフトバンク和田「柳田打ってくれる」11年最終Sの再現誓う

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

トレーニングでダッシュを繰り返す和田(撮影・菊地俊哉) 拡大

トレーニングでダッシュを繰り返す和田(撮影・菊地俊哉)

西武とのCSファイナルステージに向けて福岡空港を出発する和田(手前右) 和田の今季西武戦登板成績

 福岡ソフトバンクの和田毅投手(38)が8日、日本一に輝いた2011年の「再現」を誓った。西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)は9日の第1戦に先発。8月31日の対戦では今季最短の2回6失点でKOされたが、その借りを返すには格好の舞台。11年には同じ西武とのファイナルS第1戦で7回1失点の好投で勝利に貢献しており、今回も短期決戦の初戦でチームにいい流れをもたらす。

■第1戦7回1失点

 エース千賀で第1戦を落とし、突破率8%まで追い込まれながら、第2戦からの2連勝で楽天を下したファーストS。激戦から一夜が明け、先発陣は敵地への移動前にヤフオクドームで約2時間の調整。西武とのCSファイナルSで先陣を切る和田は力を込めた。

 「みんなでつかみ取ったファイナルSへの切符なので、その思いを引き継ぎたい。(ファーストSは)試合を見ながら高ぶらせてもらった。この3試合のチームの勢いに乗らせてもらいたい」。2年連続の下克上への望みをつないだ戦いはしっかり目に焼き付けた。

 リーグ優勝から日本一に輝いた2011年のCSファイナルS。西武を本拠地福岡で迎え撃った第1戦で、7回を中村のソロによる1点に抑えて勝利に導いた。「場所が違うし、年齢も若かった。でも、そういう意味では縁起はいいのかも」と再現を心に誓う。

 あれから8年の月日がたった。左肩痛から復帰した今季は、交流戦優勝を懸けた大一番となった6月23日の巨人戦で651日ぶりの復活勝利。38歳のベテランは、数多くの修羅場をくぐり抜けてきた勝負強さを披露した。その「経験値」の高さを今回も発揮する。

 短期決戦の流れを左右する第1戦のキーマンも指名した。昨季はCSのMVPに輝いた柳田だ。「明日(10月9日)は柳田が誕生日だから、打ってくれると思う。白星をプレゼントできるようにしたいし、バースデーパワーに乗せてもらいたい」と笑った。

■レオにリベンジへ

 今季の西武戦は2戦2敗。敵地メットライフドームで対戦した8月31日は今季最短の2回で6失点降板となったが、和田は「あの時とは体の状態が違う。あんな姿はもう見せたくないし、あのような形では(マウンドを)降りたくない」と闘争心をむき出しにした。

 昨季のCSファイナルSはエース菊池(現マリナーズ)を第1戦で攻略し、チーム初の下克上への勢いをつけた。今回の第1戦は外国人投手タイ記録の11連勝でレギュラーシーズンを終えたニールが相手だが、ベテラン左腕が注目の先発対決を制してチームを加速させる。 (鎌田真一郎)

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