西武辻監督大誤算「余計な1点が…」中継ぎエース・平井をあっさり交代

西日本スポーツ

8回1死一、三塁、降板する西武・平井(左から3人目) 拡大

8回1死一、三塁、降板する西武・平井(左から3人目)

9回、投手交代を告げる西武・辻監督

 ◆パ・リーグCSファイナルステージ第1戦西武4―8ソフトバンク(9日・メットライフドーム)

 悪夢は繰り返すのか。9回に致命的な「3」が刻まれると、ファンの一部が家路に就いた。終盤3イニングで6失点の逆転負け。昨年に続き大事な初戦を落とした。辻監督は「踏ん張りきれなかった。短期決戦だから明日割り切ってやるしかない」と苦い表情を浮かべた。

■「平良三振取れると」

 レギュラーシーズンを11連勝で終えたニールを先発に立て、打線も中軸の活躍で勝ちパターンの継投に入った。1点リードの8回。81試合登板のパ・リーグ新記録を打ち立てた平井が登板した。1死から一、三塁のピンチを招くと、ベンチは19歳の平良にスイッチ。指揮官は「三振を取れるので勝負をかけた」と明かしたが、ここがターニングポイントになった。

 狙い通り松田宣をオール150キロ超で3球三振に仕留めたまでは良かった。ところが、内川への代打長谷川勇に適時打を浴びて同点。捕逸で勝ち越しまで許した。平井が「申し訳ない。(1点リードを)守りきれなかったのは自分の責任」とわびると、平良は「予想外の出番だった。打者と対戦するだけと気持ちを入れて投げた」と振り返った。

 辻監督は「同点まではいいと思っていた。その後に余計な1点がいってしまった」。直前の7回にも誤算があった。腰に軽い張りを感じたというニールを続投させ、先頭グラシアルに左越えソロを被弾。「グラシアルだけ(アウトに)取ってくれたら」と送り出していた。続く牧原で左腕小川を投入する算段だったが、一発で1点差とされた。

 昨年もエース菊池で初戦を落としてCSで涙をのんだ。指揮官は「短期決戦では今日は終わりと考えるしかない。また明日に向かっていくだけ」。もう涙はいらない。まだ五分-。そう切り替えて仕切り直す。 (小畑大悟)

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