ラグビーW杯に25人を送り込んだ高校生大会 創設者の遺志継ぎ20回

西日本スポーツ 大窪 正一

グローバルアリーナスタジアムで笑顔を見せるサニックスの宗政寛社長=福岡県宗像市 拡大

グローバルアリーナスタジアムで笑顔を見せるサニックスの宗政寛社長=福岡県宗像市

サニックスワールドユースに出場したW杯登録選手

 福岡の宗像で楕円(だえん)球を追った若者が「里帰り」となる晴れ舞台、ラグビーW杯日本大会で奮闘中だ。大会開幕時、出場20チームの代表選手に、宗像市のグローバルアリーナで2000年に産声を上げた国内外の高校生の強豪が争う「サニックスワールドラグビーユース交流大会」(西日本新聞社など後援)の出場者が25人もいる。

 大会は17年に67歳で死去したサニックスの創業者、宗政伸一さんの「スポーツ、文化を通じて世界中の子どもたちが集う場を」との思いで始まった。今春20回を迎えた大会にこれまでニュージーランド(NZ)やイングランドなど20の国・地域から約1万3000人が参加。大会を経験した世界の各チームの代表は計145人に上る。今回のW杯に出場しているのは10カ国・地域の25人だ。

 日本では神奈川・桐蔭学園高時代のWTB松島、NZ・デラセラ・カレッジ時代のCTBラファエレら5人。アイルランドのSOセクストンもセントマリーズ・カレッジの一員として02年大会に参加した。レフェリーにも1人。「高校生のW杯」といえるほど国際色豊かな大会に育った。

 先代の遺志を継いで大会運営に尽力するサニックスの宗政寛社長(44)は喜びとともに使命を感じている。「(ユース大会出場選手に)日本に帰ってきたな、と思ってもらえたらうれしい。父も喜んでいると思う。ずっと続けていきたい大会。W杯後はわれわれがラグビー界を盛り上げないといけない」と語った。 (大窪正一)

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