最善の準備感じた守護神投入/西村龍次氏の目

西日本スポーツ

西日本スポーツ評論家の西村龍次氏 拡大

西日本スポーツ評論家の西村龍次氏

 ◆パ・リーグCSファイナルステージ第2戦 西武6-8ソフトバンク(10日・メットライフドーム)

 ホークスは工藤監督の采配にここまで隙がない。西武に2点差まで追い上げられたところでストッパーの森を投入した8回。あそこは“ワンパンチ”を食らって傷口を広げる前に手を打った。恐らく試合前に、こういう場面を想定して工藤監督は森に回またぎを含めた登板の可能性があることを伝えていたはずだ。最善の準備を整えていたベンチワークとブルペンが西武の反撃を断ち切った。

 それにしてもメットライフドームの西武ファンの応援はすさまじい。ホークスが終始主導権を握る展開だったが、走者が出ると一気に畳み掛けるようなムードをスタンドからつくり出している。投げている投手は恐怖を感じるだろう。それぐらいの迫力がある。ホークスはこの空気に決して惑わされてはいけない。

 楽天とのファーストステージから出ずっぱりの救援陣。彼らの心身の消耗度を考慮すれば、中5日できょう先発する千賀の役割は決まっている。エースとして勝利に導くのはもちろん、最後まで投げきる気概を見せてほしい。短期決戦の流れは一瞬にして変わる。ホークスはこの流れを絶対に渡さず、無敗のまま押し切りたい。 (西日本スポーツ評論家)

PR

PR

注目のテーマ