アイルランド決勝T 日本の8強進出は持ち越し ラグビーW杯

西日本スポーツ 大窪 正一

サモア戦の前半、独走してトライを決めるアイルランドのセクストン(撮影・古瀬哲裕) 拡大

サモア戦の前半、独走してトライを決めるアイルランドのセクストン(撮影・古瀬哲裕)

試合後、サモア選手と一緒に記念撮影する観客 選手に声援を送るスタンドのファン

 台風の影響で博多の森に時折吹き付ける強風にも、前半に1人退場者が出ても、アイルランドの愚直なスタイルがぶれることはなかった。世界屈指のサモアのパワーを封じ込む力強いFW陣を前面に出し、世界最高の司令塔の呼び声高いSOセクストンの巧みなゲームコントロール。7トライを奪う大勝で決勝トーナメント進出を決めた。

 シュミット監督が「よくやれた」と振り返るように、開始早々の前半3分に得意の形でトライを決めた。敵陣深くでのラインアウトからモール。ぐいぐい押し込む圧力にサモアはなすすべがなかった。

 5分後にもトライを奪い、三つ目のトライを決めた後の前半25分すぎ、ハイタックルで一発退場となって1人少なくなったが攻撃力は衰えない。前半終了間際にセクストンが飛び込み、早々とボーナス点の条件となる4トライを達成した。

 この試合で2本のトライを決めたセクストンは2002年に福岡県宗像市のグローバルアリーナで毎年開かれる国内外の高校生の強豪が争う「サニックスワールドラグビーユース交流大会」に出場。「里帰り」した福岡で超一流のプレーを披露した。

 1次リーグA組で世界ランキングは最上位。初戦でスコットランドに27-3と快勝したが、日本に不覚を取った。それでもロシアに35-0で完勝してチームを立て直し、サモア戦で自信を取り戻した。

 A組1位と2位のどちらになるかは、13日の日本とスコットランドの結果次第だが、ベスト主将は「(対戦が想定される)ニュージーランド、南アフリカともワールドクラスだが倒さないといけない」と決意を口にした。優勝候補は初の頂点への歩みを止めない。 (大窪正一)

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