誠一郎気合でリミッター外す 九州王国再興へ

西日本スポーツ

 2予Bに出走した中川誠一郎は、捲りで1着。今年4度目のG1決勝にリーチをかけた。7R、7番手で周回した中川は青板BSで前を抑えに進出したが、新山響平に突っ張られて元の7番手に戻る展開。「誘導を退避させただけで終わってしまった。かなりまずいと思いました」と振り返った。初日のレース後に2日目の番組を見て、「これは厳しいですね。車番も悪いし、新山の先行一車。突っ張られて終わるかもしれません」と弱音を吐いていたが、その通りの流れになった。さらには「最近は、捲ったときに3角で後輪が滑る場面を想像してしまう。恐る恐る踏んでしまうんですよ」と、瞬発力を持て余して負けることも多い。ここも「びびりながら」2角捲りを仕掛けたが、前団との差はみるみる縮まり、9秒3の一番時計で先頭のゴール。前橋のバンクレコード保持者らしい豪脚を発揮した。準決に向けては「気持ちが入れば恐怖心なく走れる。全開でいけるように頑張ります」と、自らのリミッターを気合で外す構えだ。

 2予Aの9Rは、園田匠が4着で切り抜けた。柴崎淳マークだったが、赤板でやや車間が空いたところを和田健太郎に入られてしまった。「初日はスローなレースだった。そこからハイペースな競走になって、そのギャップで追走の感覚がずれてしまった。脚に余裕はあったし最後の伸びも良かったが、一瞬の反応だけは反省して準決に生かす」と修正点は明確。調子の良さは自認しているだけに、3日目12Rは中川-園田の九州ワンツーも夢ではない。

 ローズカップの山田英明は9着。それでも表情からは悲観は感じられなかった。「トップクラス相手に、自力で攻めてみました」と力比べに出た。無理やりな仕掛けで最後は止まったが、「まあ、こんなもんです」。準決切符をすでに手にしている余裕もあり、表情は柔らかかった。準決は11Rで清水裕友をマーク。「清水君を信頼してきっちり付いていくだけ。当然のようにG1決勝に乗れるようにならないと、なかなかタイトルは取れない。こういうチャンスを生かしていきたい」。悲願のタイトル獲得へ、まずは決勝の舞台を目指す。

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