辻西武また鷹の壁 屈辱アドバンテージ1勝のみ

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆パ・リーグCSファイナルステージ第4戦 西武3―9ソフトバンク(13日・メットライフドーム)

 2008年以来の日本一への道は、今季147試合目で断たれた。昨季に続き、CSファイナルSで立ちはだかったソフトバンクの高い壁。「『非常に残念』が一番かな。強かったな」。辻監督に1年前の涙はない。4連敗。完敗だった。

 4試合連続で先制点を奪われ、12球団断トツの得点力を誇る獅子脅し打線も本来の姿ではなかった。初戦からの投壊の流れは止まらず、4試合で32失点。ソフトバンクにはCSファイナルS記録となるチーム打率3割5分7厘を樹立された。

 レギュラーシーズンでは12勝13敗と互角の戦いを繰り広げながら、CSで宿敵に完敗。辻監督も「(打線の)上から下まで調子がいいと言うか、これだけ強力だった時期はなかった。つながりのある打線にやられた」と認めるしかなかった。

 敵将の工藤監督は、豊富な戦力を生かした「神采配」も的中。来季も指揮を執る辻監督は「リーグ優勝の要因はレギュラー陣に大きなけががなかったこと。その半面、CSでは層の薄さを痛感させられた。チームの課題は明らか」と分析した。

 リーグ2連覇の称号は消えない。それでも、2年連続で日本シリーズ進出を逃した悔しさをかみしめた。試合後にグラウンドに一列に並び、本拠地メットライフドームを埋めたファンに頭を下げると、スタンドからは温かい拍手が送られた。

 頂点への道半ばでの終戦。辻監督は「リーグ優勝は一番誇れる。それが一番の目的だから。レギュラーを張ってきた選手は本当に良くやった」とたたえた。その上で「もっと強いチームになるには、引き出しを増やさないと」と強調。この悔しさを糧に、来季こそ短期決戦を勝ち抜く。 (小畑大悟)

   ◇    ◇

 ◆西武・森「悔しいけど、終わったことなので仕方ない。シーズンをやりきった感じはある。強かった」

 ◆同・源田「相手が強いのは分かっていること。それ以上の力を出せなかった。CSで何もできなかったので今年の方が悔しい。勢いに乗ればライオンズは強いけど、突破口を切り開くことができなかった」

 ◆同・山川「ファンに申し訳ないのが一番。思うようにできなかった。(初本塁打は)ちょっと遅かったですね。守っていても強かった」

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