ソフトバンク内川 ラグビーW杯8強に「勇気もらった」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 「ワンチーム」で日本一!! 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が、19日から始まる巨人との日本シリーズに向けて全員野球の重要性を説いた。ラグビーワールドカップ(W杯)で史上初めて8強入りした日本代表の戦いぶりに刺激を受けた37歳がナインの先頭に立ち、19年前の同シリーズで敗れた巨人相手にチームでスクラムを組んでリベンジを果たす。

 ホークスがラグビーチームに様変わりした。15日にヤフオクドームで行われた全体練習のウオーミングアップで、1列に並んだ選手たちがダッシュしながら楕円(だえん)形のボールを次々と横に回した。アメフットのボールを使ったラグビーのパス回しトレーニング。「ボールを追った方が疲れを感じないし、ああいう練習はいいね」。笑顔で楽しむ選手たちを見守った工藤監督はうなずいた。

 「いい雰囲気でアップして、さあ野球をやるぞという感じになった」。笑顔で振り返ったのは野球界きっての無類のラグビーファン、内川だ。地元大分のW杯開催都市特別サポーターを務め、休養日だった今月1日には別府市でニュージーランド代表の試合前日練習を見学した。今大会の日本代表の試合もくまなくチェック。「全員が体を張って、一生懸命さが見えるからこそ応援されるし、自分も頑張ろうと思わせてくれる。勇気をもらいましたよ」

■日本S19年ぶり巨人と激突 「勝たないと」

 ラグビーだけでなく、さまざまなスポーツを愛する男だからこそ、野球との共通点を見いだした。「投手が点を取られたら打者が頑張ればいいし、投手が抑えているうちに点を入れてあげないといけない。お互いが思いやりながらプレーできればいい」。まさに“ワンチーム”の精神だ。自らも日本シリーズ進出を決めたCSファイナルS第4戦で犠打を決めるなど、プレーで思いを示している。

 19年ぶりとなる巨人との日本一を懸けた決戦へ闘志も徐々に高まっている。「王(球団)会長が2000年の(日本シリーズの)話を出された。球団としての歴史がある中で、巨人に勝たないといけないという気持ちを僕らも感じてやらないといけない」。そして、日本一の先にある笑顔を思い浮かべた。「僕たちを支えてくれる人、応援してくれている人にとって、チームが勝つことで喜びの輪が広がっていく。台風(19号)で日常生活が当たり前じゃない人もいる。少しでも頑張ろうという気持ちを届けられればいい」。3年連続日本一へ、37歳がスクラムの中心で戦う。 (長浜幸治)

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