【動画あり】無名校の149キロ右腕に12球団調査書 目標は山本由伸

西日本スポーツ 前田 泰子

 プロ野球のドラフト会議が、きょう17日午後5時から東京都内で行われる。最速149キロを誇る熊本・有明高の右腕、浅田将汰(18)は甲子園出場こそ果たせなかったが、今年、高校日本代表に選出されて、8~9月のU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場。2試合に登板した国際経験を糧にして、小さい頃からの夢だったプロからの指名を待っている。

有明高・浅田将太の投球フォーム

 

 浅田は毎日グラウンドで黙々と練習を続けている。「取り組んでいるのは体づくり。体を柔らかくしてしなやかさを出したいので、柔軟やストレッチを多めにやっている。入寮するまでが勝負だと思う」。体を目いっぱい使った力強いフォームで最速149キロをマーク。スライダーやカットボール、フォーク、チェンジアップなど数々の変化球も投げ分ける。調査書は12球団全てから届いた。上のステージ、プロをにらみ、今は課題を明確にしてトレーニングをしている。

 甲子園経験はない。今夏は熊本大会準決勝で熊本工高に0-2で敗れた。それでも高校日本代表に選ばれ、韓国で開催されたU18W杯に出場。ドラフト1位指名が確実な岩手・大船渡高の佐々木朗希や石川・星稜高の奥川恭伸をはじめ、全国のドラフト候補とともに過ごした。「佐々木は体が柔らかくて真っすぐの伸びがすごかった。奥川は直球だけではなくスライダーの精度も良くて、球が伸びていた」。ライバルたちの投球は脳裏に焼き付けられた。

 高校入学前に「プロになる」と決めた。悩んだ末に全国の強豪の誘いを断り、甲子園出場のない有明高に進学。「自分の投球で目立ってやろうと思っていた」と無名校からのアピールを狙った。最高の舞台でのアピールはできなかったが、今春の熊本大会では3回戦の熊本北高戦で19奪三振を記録するなど、徐々に頭角を現して全国から注目される投手になった。

 「山本由伸(オリックス)さんみたいな一流選手になれたら」。宮崎の都城高から甲子園経験を持たずにプロ入りし、3年目の今季最優秀防御率のタイトルを取った右腕に自分の未来を重ねた。 (前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ