佐々木の指名におわせたソフトバンク王会長 煙幕を張った理由は

西日本スポーツ 倉成 孝史

 ◆プロ野球ドラフト会議(17日)

 王球団会長は今年のドラフトで是が非でも野手を指名したかったことを明かした。支配下選手の指名を終え会場を出ると、報道陣に「みんなをだましてまでも(石川に)いこうと思ったのに」と、開口一番悔しさをにじませた。

 前日の17日には佐々木1位の雰囲気を存分に漂わせていたが、これは他球団に動向を探らせないため。高校通算55発の石川が当初からの狙いだったことを包み隠さず明かした。

 石川にはホークスとオリックス、中日の3球団が競合。ホークスはくじの順番が最後で「交渉権獲得」がもうなかったとはいえ、工藤監督が抽選を外して高校生ナンバーワンスラッガーの指名権獲得には至らなかった。それでも「外れ1位」で佐藤を単独指名。野手の1位は2010年の山下(現楽天)以来で、外野手の1位指名は南海時代の1978年の高柳以来41年ぶりだ。

 王会長が「野手が欲しいという現場の声もあるし、フロント、スカウト陣にも(声がある)」と話したように、今年は支配下5人中4人、育成7人中5人の野手を指名した。レギュラー野手陣は高齢化が進み、真の意味でその座を脅かす若手の存在は出てきていないことも、球団の大きな課題の一つ。高校ナンバーワンスラッガー獲得こそならなかったが、王会長は「とにかく鍛えてね」と未来のホークスを支える卵の入団を心待ちにした。 (倉成孝史)

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